発熱や倦怠感があると、「インフルエンザかもしれない」と早めに医療機関を受診したくなるもの。しかし、発症直後は体内のウイルス量が十分に増えておらず、抗原検査を受けられなかったり、正しく検出できなかったりする場合があります。
大正製薬が実施した調査から、こうしたインフルエンザ検査の“早すぎる受診問題”の実態が明らかになりました。
約3人に1人が「受診が早すぎて検査できなかった」

大正製薬が20~60代の男女を対象に実施した調査では、2022年以降にインフルエンザにかかり、医療機関を受診した206人のうち、35.9%が「受診が早すぎて検査できなかった、または再受診を勧められた経験がある」と回答しました。本人だけでなく、同行した子どもや家族の経験も含まれています。
発症直後は体内のウイルス量が少なく、感染していても抗原検査で検出できない場合があります。体調に異変を感じてすぐに受診しても、「まだ検査できない」と言われたり、一度は陰性と判定されたものの再検査が必要になったりすることがあるのです。
抗原検査に適したタイミングは?

また、インフルエンザ抗原検査の実施時期について、発症から12時間以降、48時間以内が適しているとする研究報告があります。
ただし、これはあくまで抗原検査のタイミングに関する知見です。症状が強い場合や体調に不安がある場合は、時間が経過するのを待たず、速やかに医療機関へ相談・受診しましょう。
出典:羽田敦子ほか「インフルエンザウイルス抗原迅速診断検査利用法―最適な検査時期についての1考案―」『感染症学雑誌』78巻9号、846~852頁、2004年
自宅用の抗原検査キットを知っている人は約半数

医療機関を受診する前に、自宅で状態を確認できる抗原検査キットも市販されています。
2022年以降にインフルエンザにかかった297人のうち、インフルエンザの抗原検査キットをドラッグストアなどで購入できることを知っていた人は55.6%。そのうち、自宅にキットを常備している人は40.0%でした。
常備している理由として最も多かったのは、「自分や家族、周囲の人の不安を軽減したいから」で、50.0%を占めています。
コロナとインフルエンザを同時に調べられるキット「Panbio(パンバイオ)

大正製薬では、自宅で使用できる抗原定性同時検査キット「Panbio(パンバイオ)™ COVID-19/Flu A&B パネル(一般用)」を販売しています。
鼻腔ぬぐい液を使い、新型コロナウイルスとA型・B型インフルエンザウイルスの抗原を同時に検査でき、判定時間は15分。一般用検査薬として厚生労働省の承認を取得した第1類医薬品です。
Panbio™ COVID-19/Flu A&B パネル(一般用)
検査結果だけで判断せず、必要に応じて医療機関へ

抗原検査キットは、感染の有無を確定するものではなく、医療機関への相談や受診を検討するための参考として使用するもの。検査した時間を記録し、受診時には結果とあわせて医師へ伝えましょう。
また、購入時には性能が確認されていない「研究用」ではなく、「第1類医薬品」または「一般用検査薬」と表示された、国の承認を受けている製品かどうかを確認することも大切です。
【調査概要】
調査主体:大正製薬株式会社
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年8月7日~8月10日
調査対象:20~60代の男女
有効回答数:1,204人