アルファードもフリードも爆売れ!2025年上半期の乗り物ヒット商品を専門家が大解剖

ink_pen 2025/8/27
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アルファードもフリードも爆売れ!2025年上半期の乗り物ヒット商品を専門家が大解剖
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

【フリード】【アルファード】【ロードスター】【SOFTAIL THUNDER 250】【X-Adventure TDN-246L】――2025年上半期、売れに売れた乗り物たちの名前だ。爆発的ヒットの裏側には、専門家が太鼓判を押す「理由」が隠されている。ミニバンからバイク、自転車まで、多様なカテゴリーで起きた驚異のブームを徹底解剖!

【私たちが解説します!】
モータージャーナリスト・岡本幸一郎さん
1968年生まれ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。これまで26台の愛車を乗り継いできたがSUVは未所有で、ノマドには興味津々。

■乗り物ライター・並木政孝さん
自動車雑誌編集長を経てフリーライターに転身。クルマ、バイク、自転車、アウトドア、バス釣りをこよなく愛する道楽者。

【フリード】月平均約8400台(※)も売れている“ちょうどいい”ミニバンの3代目

ホンダ
フリード
262万3500円~360万2500円

“ちょうどいい”がコンセプトのミニバンは3代目が2024年6月にデビュー。スタイリッシュな「AIR」とアウトドア色を強調した「CROSSTAR」の2タイプが揃う。日本・カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025に輝いた。

SPEC【e:HEV AIR EX 2WD】●全長×全幅×全高:4310×1695×1755mm●車体重量:1480kg●パワーユニット:1496cc直列4気筒+2モーター●エンジン最高出力:78kW/6000~6400rpm●エンジン最大トルク:13.0kg-m/4500~5000rpm●WLTCモード燃費:25.3km/L

↑3列目シートは軽い力ではね上げ可能。使いやすい荷室が出現する。
↑インパネまわりはノイズレスな水平基調で良好な視界を確保。車両感覚もつかみやすくなっている。
↑「AIR EX」は3列シートを備え、最大7名の乗車が可能。
2列目、3列目シートからでも前方への良好な視界を確保している。

【ココがヒットの理由】サイズも使い勝手も走りもまさしく“ちょうどいい”

「扱いやすい“ちょうどいい”サイズながら車内空間は十分に広くて使い勝手がいいことに加えて、待望のe:HEVが搭載。低燃費で力強い走りが楽しめるようになったのも人気の要因です」(モータージャーナリスト・岡本幸一郎さん)

【アルファード】500万円超え高級ミニバンの販売台数は月平均約7500台!(※) 

トヨタ
アルファード
510万円~1065万円

政界、財界だけでなく芸能界でも人気の高い、日本の高級ミニバンの代名詞的存在。特に「Executive Lounge」グレードは、移動空間をさらに快適にする数々の装備が採用されている。2024年12月にはPHEV(プラグインハイブリッド)が発売された。

SPEC【ハイブリッド・Z 2WD】●全長×全幅×全高:4995×1850×1935mm●車体重量:2160kg●パワーユニット:2487cc直列4気筒+モーター●エンジン最高出力:140kW/6000rpm●エンジン最大トルク:24.1kg-m/4300~4500rpm●WLTCモード燃費:17.7km/L

↑重厚なイメージを演出するインパネまわり。運転席のドライビングポジションも改良され、より快適になった。
↑「Executive Lounge」の室内。後席でも左右で独立した温度設定が可能。
↑ガソリンモデルに搭載される「2.5L 2AR-FEエンジン」。力強く伸びやかな加速と優れた燃費性能を両立する。

【ココがヒットの理由】昨年はなんとトップ10入り500万円台のガソリンが人気

「高価なクルマとは思えない売れ行きで驚き。走りを際立たせたヴェルファイアに対し、万人向けのアルファードのみ設定のあるガソリンモデルで充実装備のミドルグレードが売れ筋です」(モータージャーナリスト・岡本幸一郎さん)

【ロードスター】対前年比300%超えの販売台数を記録した月も!(※)

マツダ
ロードスター
289万8500円~430万8700円

1989年に初代モデルが登場し、2シーターオープンカーの“メートル原器”とも称される同車。2016年4月には累計生産台数が100万台に達した。2024年には誕生から35周年を迎えたことを記念し、特別仕様車も登場。

SPEC【S】●全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm●車体重量:1010kg●パワーユニット:1496cc直列4気筒●最高出力:100kW/7000rpm●最大トルク:15.5kg-m/4500rpm●WLTCモード燃費:16.8km/L

↑デイタイムランニングランプのデザインも一新した。
↑「S Leather Package V Selection」などには本革シートを採用。

【ココがヒットの理由】マツダ車で一番売れている!? 4月が223.8%で5月は308.6%!

「登場から時間が経ってもコンスタントに売れているのは、唯一無二の価値に共感する人が多くいるから。特に直近は35周年記念特別仕様車の納車が始まって対前年比で大幅増となりました」(モータージャーナリスト・岡本幸一郎さん)

【SOFTAIL THUNDER 250】車検不要で手軽に乗れるアメリカンカスタムスタイルが人気

サンダーモーター サイクルズ
SOFTAIL THUNDER 250
99万6000円

日本と中国のビルダーによるカスタムバイク。ワイルドなスプリンガーフォークやリジッド風のソフテイルフレームが秀逸だ。シングルタイプのリアサスを使用し、快適なライド感を実現。足付きの良いシート高は650mm。

SPEC●全長×全幅×全高:2240×750×980㎜●車体重量:181㎏●パワーユニット:249ccVタイプ2シリンダー●最高出力:13kW/8000rpm●最大トルク:1.9㎏-m/6000rpm

←空冷式のVツインエンジンは249cc。
最高出力は13kW(17.7P S)/ 8000rpm)。
↑視認性に優れたメーターは指針式の回転計とデジタル表示の速度計を融合。細身のタンクの容量は7Lだ。

【ココがヒットの理由】カスタム不要のワイルドなスタイル!

「車検不要の250ccは維持費がリーズナブルで、“オトコ”を取り戻したい中年リターンバイカーたちも注目しています。新車の状態で憧れのボバースタイルが楽しめるのも魅力です」(乗り物ライター・並木政孝さん)

【X-Adventure TDN-246L】荒れた路面でも安心の電動アシスト自転車は完売したカラーも!

ペルテック
X-Adventure TDN-246L
12万9800円

コンパクトに折りたためる20インチの小径バイク。パワフルなセンターモーターシステムを搭載し、急坂や悪路でもパワフルなサポートを実現している。アシストは強/標準/エコの3モードとなり、1回の充電で最大57kmの走行が可能。

SPEC●全長×全幅:1670×570mm●車体重量:約23kg●サドル高さ:765~950mm●ギア:外装6段●バッテリー容量:36V8.5Ah●走行可能距離:約60km(エコモード時)●タイヤ:20×2.6インチ

↑USB充電ポートを備えたスイッチ。スマホでナビをしながらポタリングも楽しめる。
↑折りたたみサイズはW750×H740×W400mmとコンパクト。

【ココがヒットの理由】手の出しやすい価格と武骨なデザインで男を誘惑!

「電アシ自転車は生活必需品。しかし、男性にぴったりなモデルは数が少なく高額なことも。このTDN-246Lは手の出しやすい価格と武骨なスタイルで男の趣味時間をサポートしてくれます」(乗り物ライター・並木政孝さん)

※日本自動車販売協会連合会の2025年1~5月の新車販売台数データによる

※「GetNavi」2025月8月号に掲載された記事を再編集したものです。
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