アルファードPHEV徹底解説|静粛性・EV走行・上質な乗り心地を試す

ink_pen 2025/8/30
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アルファードPHEV徹底解説|静粛性・EV走行・上質な乗り心地を試す
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
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1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

トヨタ「アルファードPHEV」は、国産ミニバンの最高峰にふさわしい完成度を誇る一台。EV走行で73kmを実現する環境性能と、静粛性・上質な乗り味を兼備。エグゼクティブ・ラウンジ専用設定として、贅を尽くした内装や圧巻の走行性能を備え、まさに究極の移動空間を体現している。

国産ミニバンの最高峰に相応しい出来映え

トヨタ
アルファードPHEV

SPEC【エグゼクティブ・ラウンジ】●全長×全幅×全高:4995×1850×1945mm●車両重量:2470kg●パワーユニット:2487cc直列4気筒DOHC+電気モーター×2●最高出力:177[182/54]PS/6000rpm●最大トルク:22.3[27.5/12.3]kg-m/3600rpm●一充電走行距離:73km●WLTCモード燃費:16.7km/L
[ ]内は前後電気モーターの数値

高級車に相応しい走りの質感も実現

2.5tに近い車重ながら、動力性能は必要にして十分。また、操縦性も背の高いミニバンらしからぬ実力で走りの質感も高い。PHEVは最上級のエグゼクティブ・ラウンジのみの設定で、価格は1065万円(ヴェルファイアは1085万円)。

高級感はHEV版よりさらにアップ!

最上級グレードということで室内の仕立ては上質だが、PHEVでは本革巻きステアリングに本杢トリムを組み合わせるなど、細部の作りも入念。メーター内パワーフローのグラフィックも当然専用品になる。

必要とあらば柔軟な使い方も可能

3列目をチップアップさせ、2列目を前方にスライドさせればミニバンらしい使い方にも対応。3列目下にはサブトランクも備わる。

アウトプットはシリーズ最強

2.5LエンジンのアウトプットこそHEV版より控えめだが、システムトータルの出力はそれを上回る。外部充電は100/200VのほかCHAdeMOの急速充電にも対応。

特等席はもちろん2列ながら……

エグゼクティブ・ラウンジの2列目シートは、飛行機のビジネスクラスを彷彿とさせる作り。極上の移動空間という意味では間違いなく特等席はココだが、前席の快適性もハイレベルだ。

ミニバンの域を超えた上質な走りも魅力的

レクサスの高級ミニバン、LMを番外編とするなら国産ミニバンの頂点に位置付けられるアルファード/ヴェルファイアにプラグインHV(PHEV)仕様が追加された。その中身は、ハイブリッド版(HEV)をベースに総電力量18.1kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。外部充電機能を組み合わせ、最大73kmのEV走行を可能としている。また、前後電気モーターのアウトプットこそHEVと変わらないが、システムトータルの最高出力は306PSとHEVから56PSアップした。

今回はアルファードのPHEVに試乗したのだが、特に印象的だったのは静粛性の高さ。EV走行時は当然として、負荷が小さい領域ではHEVモードでもエンジン回転数が低く抑えられるので室内は高級車らしい静粛性が保たれる。また、試乗時に試した満充電時のEV走行距離は特別な工夫をせずとも常時50km以上は確保していただけに、電気駆動モデルとしての実用度も満足できるものだ。

そして、さらに付け加えるならバッテリー追加により低重心化された結果、乗り心地や操縦性もミニバンの域を超えた上質さが実現されていた。その価格を考慮すると誰にでもオススメできるクルマではないが、現状で望み得る究極のミニバンという意味では最有力の一台であることは間違いない。

構成・文/小野泰治 撮影/宮越孝政

※「GetNavi」2025月8月号に掲載された記事を再編集したものです。

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