インドの「マークⅡ」が日本上陸!? スズキ・フロンクスは“超”お買い得なグローバルSUVだった!

ink_pen 2026/1/8
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インドの「マークⅡ」が日本上陸!? スズキ・フロンクスは“超”お買い得なグローバルSUVだった!
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

ベテラン自動車ライターの永福ランプとフリーエディターの安ドが、深いような浅いようなクルマ談義をする連載。今回は、インド生産ということで話題になった、スズキ渾身のグローバルSUVを取り上げる!

スズキ
フロンクス
254万1000円〜273万9000円

SPEC【2WD・6AT】●全長×全幅×全高:3995×1765×1550mm●車両重量:1070kg●パワーユニット:1460cc直列4気筒エンジン+モーター●エンジン最高出力:101PS(74kW)/6000rpm●エンジン最大トルク:135Nm/4400rpm●WLTCモード燃費:19.0km/L

【これぞ感動の細部だ!】ヘッドライト

下のほうに配置された3つのギョロ目
上下二段になっているライトの下段の大きいほうは、一見、フォグランプと思いがちですが、実はこちらの3つのライトがまとめられているものがヘッドライト(ハイビームとロービーム)になっています。フロントフェイスを人の顔と見立てると、目がだいぶ低い位置にあって、かなりの違和感と存在感です。

【GOD PARTS 01】LEDデイライト

切れ長の目はダミー?
上段の横方向に広がる形状のライトは、顔で言うなら切れ長の目のようなデザインになっています。こちらがヘッドライトと思われがちですが、実はこれは走行中常に光っているデイライトです。ウインカーもココです。

【GOD PARTS 02】アンダーガーニッシュ

力強さを感じさせるカバー
スズキは「SUVの力強さ」をデザインの特徴として謳っていますが、リアの下部には大きめのアンダーガーニッシュが付けられています。悪路走行中にボディ下部のダメージを減らすカバーですが、だいぶ力強い印象です。

【GOD PARTS 03】車名

国境を越えるSUV
新しいようでどこか懐かしい、この車名の由来は、「FRONTIER(フロンティア)」と「CROSSOVER(クロスオーバー)」からの造語だそうです。国境を越えたグローバルモデルらしい名前ですね。

【GOD PARTS 04】ルーフライン

流麗なクーペスタイル
後席乗員の頭まわりのスペースは多少犠牲になりますが、ルーフがリアへ向けてなだらかに下がっていくラインは、クーペのように美しく、魅力的です。欧州プレミアムブランドのSUVでもトレンドになっています。

【GOD PARTS 05】シート

上質な2トーン配色
前席シートはクッションの厚みがあってゆったりしています。シートヒーターも標準装備と豪華です。また、ブラックとボルドーの2トーン配色は質感を高めていて、ボディサイズのわりに上質で高級感を感じられます。

【GOD PARTS 06】ホイールアーチ

遊び心を備えた定番装備
フロント、リアともに張り出したフェンダーには、黒い樹脂製のアーチが採用されています。悪路を走るSUVらしい装備ですが、えくぼのようなアクセントが付けられています。ありきたりにならないための遊び心なのでしょう。

【GOD PARTS 07】ヘッドアップディスプレイ

安全運転に貢献するちょっと気の利いた装備
メーターの上に設置される小さな透明な板で、スピードやナビの案内などを表示できます。運転中の視線移動が少なくて済むので安全運転にも繋がります。コンパクトSUVでも採用されるとは、さすがグローバルモデルですね。

【GOD PARTS 08】スイッチ群

秩序のある並びが見ていて気持ちいい
ステアリング右下にはスイッチ類がごっそりまとめられています。ヘッドアップディスプレイやアイドリングストップ、ABSのスイッチなどあまり使わないものもありますが、見やすく整列してあって日本人の感覚に合います。

【GOD PARTS 09】360°モニター

安心のサポート装備が充実
エンジンをかけると、ディスプレイに全方位車両周辺の映像が流されて車両周辺の様子がわかります。他にもブレーキサポートや前方車発進お知らせ機能など、街中で運転をサポートしてくれる安全技術が充実しています。

お買い得なインド生産の小型SUV

安ド「殿! 今回はスズキのフロンクスです!」

永福「だいぶ前に出たクルマだな」

安ド「当連載では初登場です!」

永福「インドからの逆輸入車だな」

安ド「インド生産と聞いて、正直ナメてましたが……」

永福「以前はそういう固定観念があったが、もう生産国はまったく関係ない」

安ド「ですね。ホンダのSUV、WR-Vもインド生産ですし」

永福「インド市場はスズキの牙城。フロンクスはインドをメインターゲットに開発されたクルマだが、日本に持ってきても、なんら見劣りするところはない」

安ド「デザインも個性的でかっこいいと思います!」

永福「顔は複雑すぎるが」

安ド「フロントやリアのフェンダーの膨らみが独特ですし、走っている姿がカッコ良さそうじゃないですか!」

永福「そんなにカッコ良くはない。しかし、インドではいまこれが大ヒット中で、販売台数のトップを争っているという」

安ド「そうなんですか?」

永福「インドはいま経済成長の真っただ中。国民は競って豊かさを求めている。以前はクルマが持てればそれで十分という感じで、アルトやスイフトのようなコンパクトカーが売れていたが、今は小型SUVがブームのようだ」

安ド「知りませんでした!」

永福「インド人にとってフロンクスは、日本で言えば、ハイソカーブーム当時のマークⅡのようなものだろう」

安ド「これがインドのマークⅡなんですか!?」

永福「40年くらい前、日本人は、ちょっと見栄の張れる白いマークⅡを競って買い求めた。それと同じ感覚だ」

安ド「インドでちょっと見栄を張ると、フロンクスになるんですね! 日本ではどうでしょう」

永福「日本における小型SUVは、ちょっと今時っぽくて便利な日常の足というところだろう」

安ド「価格を考えたら、安全装備や快適装備も充実してますしね」

永福「お買い得ということだ」

安ド「走りは圧倒的にフツーだと思いましたが(笑)、どうです?」

永福「動力性能や燃費は圧倒的にフツーだ」

安ド「スポーツモードにするとだいぶモリモリ走るので、ずっとスポーツモードなら楽しそうです」

永福「そんなことはしなくていい。スズキらしく足まわりがいいので、フツーに気持ちよく走る」

安ド「ところで殿は、インドに行かれたことがありますか?」

永福「40年くらい前にな」

安ド「どうでした!?」

永福「まさにカオス。猛烈にお腹を壊した」

安ド「やっちゃいましたか!」

永福「たぶん、あの頃のインドと今のインドは別物だろう」

安ド「そうなんでしょうね!」

永福「インド市場を開拓したスズキは偉大だな」

永福ランプ(清水草一)
日本中の貧乏フェラーリオーナーから絶大な人気を誇る大乗フェラーリ教の開祖。様々な自動車専門誌や一般誌、ウェブなどで、クルマを一刀両断しまくっている。初老となり運転支援装置の必然性を実感、クルマを評論する際に重要視するように。

安ド
元ゲットナビ編集部員で、現在ではフリーエディター。妻子を抱えても愛車はMTにこだわる。

※「GetNavi」2025月12月号に掲載された記事を再編集したものです。

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