アウトドア
2019/11/2 18:30

アウトドア用品は日本独特の気候を理解した国内メーカーで買うべきだという視点で選んだ6大日本ブランドの「定番キャンプ用品」

数あるグッズの中から、お気に入りを見つけるのもアウトドアの楽しみの一つ。そんな時、気になるのは、デザイン、機能、価格、そしてブランドではないでしょうか。普段、何気なく手にしている人気ブランドが、実は日本のブランドだった、なんてことも。手にしっくり馴染むサイズ感、日本独特の気候に合った機能、細やかな気配りなど、日本ブランドを知れば、今後のアイテム選びがより楽しくなるはずです。

 

ここでは人気の6ブランドの歴史や特徴、そして、それぞれのブランドの定番アイテムを紹介します。

 

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[01]

世界で愛用されている国産マグカップ

 

金物問屋をルーツに持つ「スノーピーク」が創業したのは1958年のこと。「本当に欲しいものを自分でつくる」という志のもと、1963年にオリジナルの登山用品を開発しました。以降、クオリティの高いアウトドア用品を次々とリリースし、現在では日本を代表するアウトドアメーカーとして確固たる地位を築いています。

 

スノーピーク

マグカップ チタンシングルマグ 450

実売価格2506円

金物問屋としての技術や知識を注ぎ込んだマグカップ。熱伝導率が低く、薄くて軽いチタンを二重構造にすることで、保冷・保温機能がさらにアップしました。板厚0.4mmで超軽量、口に当たる部分はカール処理することで優しい口当たりを実現しています。

 

<注目ポイント>

  • 220から600まで選べる4サイズ展開
  • 熱い飲み物を入れてもカップは熱くなりづらい
  • 収納に便利な折り畳みハンドルを装着

 

[02]

リーズナブルながら、柄物などはおしゃれキャンパーからの支持も

 

「水辺5メートルから標高800メートルまで」をブランドポリシーとし、親しみやすい良質な商品を提供する「ロゴス」は、1928年に大阪にて船舶用品問屋として創業しました。1985年にはロゴスコーポレーションと社名変更し、90年代に起きた日本のアウトドアブームの火付け役となりました。

 

ロゴス

ストライプ あぐらチェア

実売価格4000円

ロゴスらしいストライプ柄のカラフルデザイン。座高約20cmのローポジションで座面が広く、アームレストを後方に配置したことで、あぐらを組んでも余裕の安定感を誇ります。組み立て式で、付属のキャリーバッグに収納すれば持ち運びも楽々です。

 

<注目ポイント>

  • あぐらも組めるローポジション&広々座面
  • 後方に傾斜した座面による深い座り心地
  • コンパクト収納で、保管場所に困らない

 

[03]

キッチン用品メーカーを母体とする本格派

 

「金属加工の街」として知られる新潟県三条市に拠を構える「キャプテンスタッグ」は、パール金属を母体に1976年創立。リーズナブルな価格帯ながらも、キッチン用品製造メーカーならではの技術力で、コスパの高いキッチンアイテムには定評があります。他にも、カヌー用品や自転車部品なども取り扱っています。

 

キャプテンスタッグ

3層鋼キャンピングクッカーLセット

実売価格2万2366円

海外の見本市にも積極的に出展しているパール金属。その技術力を生かした3層鋼(熱を伝える軟鉄を耐久性に優れたステンレスで挟んだもの)により、抜群の熱効率と優れた耐久性を誇ります。ゆえに火力の強い焚火や、強力なガスバーナーにもしっかり対応。地面に落としても平気など、ある程度の耐衝撃性も備えます。

 

<注目ポイント>

  • 熱を伝える軟鉄を耐久性に優れたステンレスで挟んだ3層鋼
  • 抜群の熱効率と優れた耐久性
  • 積み重ねてコンパクトに収納。収納バッグ付き

 

[04]

日本の気候や風土にフィットした本格アイテムが人気

 

1975年、登山家の辰野勇氏らが大阪で創業した「モンベル」は、新素材を積極的に取り入れる先進性で、近年のアウトドア用品の進化をけん引してきました。今やアウトドア全般を扱う総合ブランドですが、特に本格的な登山アイテムへの信頼は揺るぎないものがあります。また、被災地支援や社会活動に積極的に取り組んでいることでも知られています。

 

モンベル

アルパインダウンハガー 800 #1

実売価格4万4949円

 

国内にそびえる2000m級のほとんどの冬山で幅広く使用できるモデル。商品開発のコンセプトは、“Light & Fast(軽量と迅速)で、伸縮率120%の「スパイラルストレッチシステム」により、軽量性と緩やかな伸びを実現。超軽量・コンパクトでありながら、高い快適性を誇ります。

 

<注目ポイント>

  • 伸縮率120%のスパイラルストレッチシステム
  • 復元力800フィルパワーの高品質グースダウンの採用
  • 世界最高レベルの撥水性を誇る「ポルカテックス」加工

 

[05]

バーナーのプロが生み出す高性能&シンプルデザイン

 

愛知県で1978年に創業した工業用バーナーの製造会社・新富士バーナーが、92年に「SOTO」ブランドでアウトドア市場に参入。入手が容易なカセットガス(CB缶)を使用するストーブを中心に、シンプルなデザインのヒーターやランタンなどを展開しています。

 

ソト

レギュレーターストーブ ST-310

実売価格5468円

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310

6,109円(04/28 15:42時点)
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カセットガス(CB缶)に直接セットするシンプルな構造ながら、外気温が低下してもボンベの火力を安定させる、新開発のマイクロレギュレーターを搭載。コンパクトながら安定感のあるゴトクを装備することで、直径19cmまでの大鍋も使用できるようになっています。

 

<注目ポイント>

  • カセットガスの弱点をカバーする新開発のマイクロレギュレーター搭載
  • 直径19cmまでの大鍋使用ができる大きなゴトクを装備
  • 本体は折り畳み収納で専用ポーチ付き

 

[06]

ネイチャーストーブのブームに火を付けたユニークアイテム

 

1970年、高品質のステンレスを作る新潟県燕市に、前身である新越ワークスを設立。1985年に「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という理念のもと「ユニフレーム」を創設しました。1998年には、枯れ葉や小枝などを燃料とする、ネイチャーストーブブームに火を付ける焚き火台・ファイアグリルを発売したことで一躍有名になりました。

 

ユニフレーム

ファイアグリル

実売価格7027円

ユニフレーム UNIFLAME ファイアグリル 683040

ユニフレーム UNIFLAME ファイアグリル 683040

7,070円(04/27 16:30時点)
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枯れ葉や小枝などを燃料とするエコな焚き火を楽しむ、ネイチャーストーブブームのきっかけとなった焚火台が、このファイアグリルです。直火によってフィールドを痛めることがありません。焚き火だけでなく、頑丈なステンレス素材を採用しているので、バーベキューも思う存分に楽しめます。

 

<注目ポイント>

  • リーズナブルで高強度な焚き火台
  • 熱による変形など耐久性の高いステンレス鋼を使用
  • 焚き火・ダッチオーブン、BBQが手軽に楽しめる

 

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