スポーツ
2017/7/2 19:00

夏にお似合い! ブラジル生まれの思いやりのスポーツ「フレスコボール」はいかが?

ラケットを使ったスポーツといえば、テニスやバドミントン、あるいは卓球のように、お互いに打ち合うなかでいかに相手からポイントを奪うかを競い合うのが一般的だ。しかしなかには、ラリーを行う相手は自分のペアであり、いかにボールを落とさずにラリーを続けられるかを競う「思いやりのスポーツ」といわれる競技がある。

 

それは「フレスコボール」。1945年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにあるコパカバーナ・ビーチで考案されたというビーチスポーツのひとつだが、フレスコボール自体は場所を選ばず、どこでも気軽にできる。本場ブラジルをはじめ、南米諸国や南ヨーロッパの国々を中心に世界中でプレーされている。

↑ブラジルっぽいおしゃれなプロモーション動画

 

ルールは実にカンタンだ。専用のラケットとボールを使ってボールを落とさないようにラリーを続ける。これだけ。競技会になると、最低7~8mの距離をとり、5分の持ち時間でラリーをし続ける。そして、ペアがいかにラリーを続けたかを審査員が審査するという採点競技であることが大きなポイントだ。

 

ラケットは木製のものからグラスファイバーのものなど材質もさまざま。特に厳密な規格などはなく、ブラジルらしい自由で陽気なデザインのものから、使い込まれたサーフボードのような木目調のものまでデザインも多種多様だ。グリップの形状もまったく自由で、自分が最も打ちやすい形で持てばいい。

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ボールはテニスボールよりはやや小さめで、ちょっと固めのゴムボールといったところ。ラケットを使ってリズム良く打ち合うと、実に小気味いい音がする。いってみれば”ブラジル版羽子板”。羽ではなくボールを使うけれど……。

↑ 2015年に開催された『Frescobol World Cup』 男子ペアの部で準優勝を果たしたマルキーニョス&ミウトン ペアの試合映像

 

冒頭で「ただラリーをするだけ」と述べたが、ちょっと語弊があるかもしれない。上手なペアになると、かなりの強打で相手に向かって打ち込み、それを見事に返す人という構図でラリーが続く。こうしたペア同士の絶妙な呼吸による“魅せるラリー”こそが、フレスコボールの真骨頂なのだ。

 

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さらに、ミスショットでショートしそうなボールをアクロバットで返球してラリーが続けば、当然ながら採点も高くなる。そして、アクロバティックな技は砂浜ならではなので、やはりフレスコボールの最高のステージはビーチといえる。

 

とはいえ、やってみるとわかるが、単純にラリーを何度もつなげようとするだけでもそれなりにハードルがあって、次第に熱中してしまうのがフレスコボールの面白いところ。あまり動きがないように見えて、実はけっこうな運動量を消費するとも聞くので、週末の手軽なリフレッシュにもちょうどいい。実際フレスコボールの「fresco」はポルトガル語で、英語でいうところの「fresh」と同義だそうだ。

 

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2013年にできたばかりの一般社団法人日本フレスコボール協会では、体験会等を通じてフレスコボールの普及に努めている。やってみたいと思ったら、まずはこちらに問い合わせてみるといいだろう。

 

取材協力:一般社団法人日本フレスコボール協会

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