勝利した国があれば必ず敗北した国がある。各国サポーターに嘆きと歓喜を巻き起こしているワールドカップ。これから大会はいよいよ佳境を迎えることになるが、その前にSNSに投稿された写真で印象的なシーンを振り返っておこう。
ロシア代表が5-0、3-1で連続勝利。出場国中ランキング最下位ながらグループリーグ突破!
Talk about a statement win. Russia dominates Saudi Arabia 5-0 and moves to the top of Group A with 3 points #WorldCup #RUS pic.twitter.com/uBeNUDZEoF
— Getty Images Sport (@GettySport) June 14, 2018
FIFAランキング70位で「出場国中最下位のホスト国」ロシアが、ワールドカップ初戦でサウジアラビアに5-0で快勝。続く2戦目もエジプトに3-1で勝利した。ロシアは今年に入り、ブラジル、フランス、オーストリアにことごとく敗北。1勝も挙げていない状態で迎えたワールドカップだったが、見事にグループリーグを突破。ホスト国としての面目を保った。
日本代表が格上のコロンビア相手に劇的勝利
\サランスクの空に響く勝利の歌??/#ロシアW杯 初戦、#日本代表 が下馬評を覆し、#コロンビア に勝利?#コロンビア 1-2 #日本
⚽コロンビア:#キンテロ(39分)
⚽日本:#香川真司(6分)、#大迫勇也(73分)速報はこちら?https://t.co/k1flTPngiv #daihyo #samuraiblue #西野ジャパン pic.twitter.com/oNouxKvCG7
— Goal Japan (@GoalJP_Official) June 19, 2018
ワールドカップ開幕直前の監督解任や親善試合での敗北等、何かとネガティブな面で注目されることが多かった日本だったが、6月19日のコロンビア戦で格上相手に2-1で勝利を挙げた。勝ち越しゴールを決めたのは大迫。2009年の全国高校サッカー選手権大会の準々決勝の試合後、相手チームの選手が大迫について発言した「大迫半端ないって」というフレーズが一躍注目を浴びることに。
試合終了後にネイマールが涙を見せる
初戦のスイス戦で引き分けていたブラジル。なんとしても勝ち点3が欲しい状況で迎えた対コスタリカ戦。前半、そして後半とコスタリカの守備を崩せずシュートが決まらないまま迎えたアディショナルタイム。ブラジルはフェリペ・コウチーニョが先制点、続いてネイマールが2点目を挙げ、最終的に2-0で勝利した。試合終了後、苦戦の後の勝利に感極まったネイマールがピッチ上で涙をみせた。
直前にインスタ炎上!不調といわれていたメッシの初ゴール
今大会不調が取り沙汰されていたメッシ。3戦目となるナイジェリア戦でついに今大会初ゴールを決めて勝利に貢献。アルゼンチンは無事グループリーグを突破した。直前にはメッシの妻のInstagramに、メッシへの批判コメントが大量に書き込まれ炎上したほどネガティブな意見が増えていただけに、「復活」と称したメディアもあった。なお、メッシは10代でワールドカップカップ初ゴールを決め、20代、そして30代で迎えた今大会でも得点を決めた。これはワールドカップ史上メッシだけが持つ記録だという。
韓国がワールドカップで初めてドイツに勝利
ドイツの命運がかかった3戦目の韓国戦。0-0のまま迎えたアディショナルタイムに韓国のキム・ヨングォンとソン・フンミンがゴールを決め、前回のワールドカップ王者であり世界ランキング1位のドイツが敗れた。韓国はグループリーグ敗退を覆すことはできなかったが、歴史的な一勝となった。
The #WorldCup can be a painful place. ???
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— Getty Images Sport (@GettySport) June 28, 2018
ドイツサポーターの涙の跡が、敗戦のショックを物語る。
出場国中ランキング最下位のロシアが決勝トーナメントに進出し、出場国中最高位のドイツがグループリーグ敗退。ランキングだけでは語れない結果になっている今大会は、これから佳境を迎える。まだしばらく寝不足の日々が続きそうだ。