スニーカー界のトップに君臨する「エア・ジョーダン」シリーズ。言わずと知れたバスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルとして1984年にリリースされた同モデルは、ジョーダン本人のカリスマ的人気や、ストリートファッションの流行などのバックグラウンドから、1990年代以降はバスケットボールシューズというよりはファッションアイテムとしての地位を確立していった。そんな「エア・ジョーダン」シリーズだが、現在でも多くのNBA選手が愛用しており、バッシュとしての機能性にも定評があることが伺える。
こうしたNBAのシューズトレンドがわかるのが、NBAが運営する公式Instagramアカウント「NBA Kicks」。NBA選手たちが履くシューズにフォーカスを当てた、スニーカー好きにとってはたまらないアカウントだ。
こちらは、ウィザーズの八村塁が履くシューズに関する投稿。紫色の美しいスペーシー柄が秀逸な「NIKE AIR JORDAN 34」を愛用している。昨年、日本人として初めてジョーダンブランドと契約を交わした八村。今後も、スニーカーファンを興奮させる1足を披露してくれるだろう。
また、シューズに自身のメッセージを反映させているのが、レイカーズの人気選手レブロン・ジェームズだ。以前、シグネチャーモデルの「NIKE LEBLON 15」を左足にホワイト、右足にブラックのアシンメトリーなカラーリングで着用し話題になった。
ヒール部の「Equality(平等)」という文字を強調するこの履きこなしは、ホワイトを白人、ブラックを黒人に見立てて「平等性」を表現しているのだろう。
アメリカから世界に広がっている「Black Lives Matter」の活動など、人種差別の問題が再び顕著化したこの時勢に対して、「NBA Kicks」が意識的に投稿したと思われる。
その他にも、様々な選手の足元を映した写真が多数公開されている「NBA Kicks」。ストリートカルチャーとは切っても切り離せない関係にある、バスケットボール界での流行を追うことで、今後のファッションムーブメントを先取りできるかもしれない。スニーカー好きはこのアカウントで、NBAのシューズトレンドを追いかけてみてはいかがだろうか。