これは無性に欲しい…文具見本市ISOTで見つけた心がザワつく文房具

ink_pen 2019/7/5
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これは無性に欲しい…文具見本市ISOTで見つけた心がザワつく文房具
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

2.手間ヒマかけてレタスっぽさを追求したメモ

もうひとつ、食べ物モチーフの文房具として紹介したいのが、ジオデザインのメモ帳「東京書けるレタス」。こちらも一目で分かる、かなりピーキーな作りをした製品だ。

↑ジオデザイン「東京書けるレタス」972円(予価)/ISOT
↑ジオデザイン「東京書けるレタス」972円(予価)

 

会場内で、「なんかレタスそっくりのメモ帳がすごいらしいよ」というウワサは聞こえてきていたが、実物をジオデザインのブースで見るまでは、まさかここまで“レタス”だとは想像もできなかった。まぁ、びっくりするほどレタスである。

 

ビニール包装の中身は40枚のメモ用紙を束ねたものだが、一枚ずつ剥いていくと用紙もどんどん小さくなっていく、リアルなレタス感。さらに途中には虫食い跡のあるレタスがあったり、テントウムシが潜んでいたりするから油断がならない。

↑レタスを剥く(=メモをめくる)と、たまにテントウムシが。メーカー曰く「無農薬のメモなもんで……」/ISOT
↑レタスを剥く(=メモをめくる)と、たまにテントウムシが。メーカー曰く「無農薬のメモなもんで……」

 

ただ、メモを取るために一枚ちぎってみると、しわくちゃすぎて書き込みに躊躇するほど。もちろんこれはレタスっぽさを追求した結果だが、この紙に伝言を書いて他人に渡すには、ちょっと勇気が要りそうだ。

 

ちなみにこの「東京書けるレタス」、製造時にはひとつひとつ手作業で、メモの束を揉みつつ丸めてレタス型にしているとのこと。“レタス型のしわくちゃなメモ”という実用性皆無な製品を作る情熱はどこから来るのか! と驚きを隠せない。

 

たぶんそんなに数量作れないだろうから、店頭で見つけたら(この夏出荷予定)即買い推奨だ。

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