3.面倒な軽減税率計算がラクラク
この秋以降の経済界最大のトピックといえば、10月1日から施行される消費税増税と軽減税率制度だろう。特に飲食店などでは、店内のイートインは10%なのにテイクアウトにすると8%、と複数の税率が適用されるため、いちいち計算がややこしいことになること間違いなし。
しかし、そういう困りごとを便利に解決するのが、文房具の本分である。
カシオ計算機の「軽減税率電卓」は、その名の通り、いち早く軽減税率制度に対応して6月に発売となった電卓だ。
最大のポイントは、メモリーキーの上段に配置された税計算用ボタン。「税込1」「税抜1」「税込2」「税抜2」「税計算合計」と5つのボタンが並んでおり、それぞれ10%と8%、2つの税率が素早く計算できるようになっている。
しかも、例えば「200円(税10%)+450円(税8%)+550円(10%)」のような2つの税率が混在する計算も、それぞれの価格に税をプラスしつつ合算でき、さらには計算中の10%・8%の商品の税込金額・税抜金額・税額のみを、それぞれ表示するということも可能なのだ。
なにより、表示変更もそれぞれの税率ボタンを押すだけなので、操作が非常に直感的というのが素晴らしい。すでに複数の税率に対応した電卓は各メーカーから発表されているが、ここまでの多機能をシンプル操作で実現させるのは、さすがカシオ! といったところだろう。