文房具
2019/10/4 19:30

実はこの大きさがちょうど良かった!マックス「HD-10TL」が最新で最上なホッチキスである理由

いいホッチキスには、いい針を使おう

針が3倍入るホッチキスを紹介したついで、といってはなんだが、10号針もひとつオススメを紹介しておこう。こちらもマックスの「No.10-1Mステンレス」だ。

↑マックス「No.10-1Mステンレス」1000本入り/250円(税別)
↑マックス「No.10-1Mステンレス」1000本入り/250円(税別)

 

「針なんて100均で買うから」と言われるかもしれないが、いやいや、ホッチキスの針はできるだけきちんとしたメーカー品を買っておくべきなのだ。

 

実は、安価な針は先端の精度が悪く、綴じミスをおこす可能性が非常に高い。ガチャッと綴じたつもりが、見ると針がぐにゃりと曲がって紙に入ってない、というのを見たことがないだろうか。あれ、ホッチキス本体のせいだけではなく、針が悪いケースも多いのである。

 

マックスの針は、さすが専門メーカーだけあって精度は抜群。実際、よほど紙の枚数が多すぎたとかでない限り、綴じミスの発生率はかなり低い。

↑5000本100円の100均ホッチキス針でよくあるトラブル。げんなりする光景だ
↑5000本100円の100均ホッチキス針でよくあるトラブル。げんなりする光景だ

 

↑100均針(左)と No.10-1Mステンレス(右)の針先。100均は先端がゆがんでおり、並びもガタガタ。そりゃトラブルも出るわ、という感じだ
↑100均針(左)と No.10-1Mステンレス(右)の針先。100均は先端がゆがんでおり、並びもガタガタ。そりゃトラブルも出るわ、という感じだ

 

さらにもうひとつ、「No.10-1Mステンレス」は名前通り、鉄ではなくステンレス製というのもポイントだ。ホチキス留めしたものを長期保存しておくと、いつのまにか針が錆びて紙にも赤茶色が移ってしまってることがある。しかし、ステンレス針なら錆の心配がないので安心なのである。

 

ただ、価格が鉄針の2.5倍以上とかなりハイコストなのが大きなネック。湿気の多い場所や屋外に貼る掲示物や、最初から長期保存する予定の書類などにだけ、使い分けると良いだろう。

 

※マックス「No.10-1Mステンレス」は、同社によって適合性が検証済のホッチキス定番品を除いて、他社製を含む未検証のステープラー(ホッチキス)には対応しない可能性があります。

 

 

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