機能性とデザインを兼ね備えた万年筆は、ビジネスマンなら1本は持っていたい筆記具。ここでは、文房具ツウがそれぞれの視点で、ドヤ顔で人に見せびらかしたくなるような魅力を持つアイテムをセレクトしました。今回は、文房具大好き作家の古川 耕さんが、実用性を備えたビジネスマンにオススメの3本を厳選!
【セレクトした人】
放送作家/ライター
古川 耕さん
TBSラジオ「ライムスター歌丸のウィークエンドシャッフル」などを担当。文房具好きが高じて、GetNaviでの連載コラムをはじめ、様々な媒体での執筆や講演活動などを行っています。
“ハレ”の文房具だから使えば生活にハリが生まれる
文房具の世界にもデジタル化の波が押し寄せていますが、その一方で、ほぼ日手帳やモレスキン、トラベラーズノート、測量野帳など、紙もの系の人気は健在。最近では、インスタグラムなどのSNSに、自分が書いた手帳やノートを公開する人も増えています。
なかでも、味のあるタッチが特徴の万年筆が注目を集めているんです。インクの補充やこまめな手入れが必要な万年筆は初心者には少しハードルが高く、敬遠する人も多くいました。しかし、使い続けることでペン先がなじみ、世界に一本の筆記具に育つという楽しみもあります。また、多様なデザインに惹かれ愛用する人も多いです。
「筆記具にも“ハレ”と“ケ”があって、万年筆はまさに“ハレ”の筆記具です。日記やはがきの宛名書きなど、日常のちょっとしたことに使うだけで生活にハリが生まれます」(古川 耕さん)
つや消しブラックが特徴の時代を先取りしたデザイン
LAMY
LAMY 2000 万年筆
実売価格3万2400円
50年前に作られたとは思えないモダンなデザイン。ペン先は銀色ですが、素材は14金です。「ビジネスの場で悪目立ちしないルックスは、唯一無二。ペン先は柔らかく、軽くて持ちやすいです。吸入式で、万年筆の醍醐味も味わえます」(古川さん)
21金のゴージャスなペン先とフォルムの美しさが光る
セーラー万年筆
プロフィット21
実売価格2万1600円
国産初の万年筆を作った老舗メーカーによる正統派モデル。ペン先に21金を使っているのは、同社のみです。「大ぶりのペン先がしなやかで気持ちいい。“ザ・万年筆”という見た目が、フォーマル感を際立たせてくれます」(古川さん)
ボールペンのように手軽だが書き味は本格万年筆
パイロット
キャップレス マットブラック
実売価格1万9440円
世界初のノック式万年筆シリーズの、2011年モデル。シャッター構造で、インクの漏れや乾燥を防ぎます。「出してから書き始めるまでの速さは随一。ボールペン感覚で使えますが、ペン先は18金で“ちゃんと万年筆”です」(古川さん)
【URL】
LAMY http://www.lamy.jp/
LAMY 2000 万年筆 http://www.lamy.jp/2000.html
セーラー万年筆 http://www.sailor.co.jp/
プロフィット21 http://www.sailor.co.jp/lineup/fountainpen/11-2021
パイロット http://www.pilot.co.jp/
キャップレス マットブラック http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/capless/