文房具を色々と気にするようになると、誰もが必ずぶち当たる問題がある。それが「ペン立てがギチギチになってて必要なペン取り出しにくい問題」である。
要するに、普段使いの筆記具やハサミなどを机の上のペン立てに無造作にぼんぼこ投げ込んでいった結果、ペン立ては立錐の余地もなくギッチギチのパッツパツ。いざメモを取ろうかという場面でも、とっさに使いたいペンが見つからないし、見つかってもなかなか取り出せない……という話だ。
気になる文房具をあれもこれも……と買い込んでしまうと、どうやってもこうなるのだ。気持ちはわかる。というか、毎週のように「この文房具、エエで」とオススメして煽っている立場としては、多少の責任も感じなくはない。なので、今回はそんな「ペン立て(略)にくい問題」を解決できる、新しいソリューション文房具をオススメすることにしよう。
ペン立てに入れる文房具を厳選して減らす、ペントレーやツールスタンドに変える、などいくつか方法はあるが、最もシンプルな解法はペン立てを増設するということだろう。ただ、机が狭い人だと、少ない面積リソースをさらにペン立てにとられるのは辛い。あと「ペン立て増やしたからもっと文房具が買える」と考えていると、あっという間に増設分もギチギチに膨れあがるだろう。
CONFETTi
ぺんコッコ
669円
CONFETTiの「ぺんコッコ」は、上記の問題をうまくクリアできる、増設に最適な「世界最小のペン立て」である。見た目的にはシリコンゴム製のぽっちゃりしたドーナツだが、このドーナツの穴の部分にペンを一本だけ挿しておける(一本しか挿せない)、いわば“筆記具の一輪挿し”ともいうべきもの。
この一輪挿しの何がイイかというと、最もよく使っている「いつものペン」を、最も見つけやすく取り出しやすい形で外に出しておけるのだ。だいたい、手元にペンが何十本とあっても、普段から使うものは基本的に1本か2本ではないか。なら、それを一番取り出しやすくしておくのが効率的なはずだ。
つまり、ぺんコッコを「レギュラー筆記具の専用待機スペース」に、ペン立ては「レギュラー以外の手元に置いておきたい文房具の場所」と設定してしまえば、それ以上迷うことはなくなるだろう。
使い始めは、裏面の粘着材から保護シートをめくって机の好きな場所にペタッと貼り付けるだけ。一度貼ってしまえば、ペンの抜き挿し動作ぐらいで剥がれることはないぐらいには安定する。
ぺんコッコ自体の直径は約40㎜。専有面積が小さいので、どこでも気兼ねなく、自分の手が届きやすい位置に設置しよう。メモ帳の横やPCのモニタの前など、自分の用途に合わせて置けばいい。
その時のポイントだが、イメージだけで「なんとなくこの辺かな」と貼ってしまわないこと。いつも仕事をするように手を動かしてみて、きちんと手が届くか、手首が無理な角度にならないか、などシミュレーションしておくと、いざ本当に使うときにとても快適だ。とはいえ、貼る場所を失敗しても軽くヒネリながら剥がせば簡単に取れる。粘着材を水洗いすれば貼り直しもOKだ。
さて、実際に使ってみると、このドーナツ穴のサイズがなかなか絶妙だ。太軸の多色ペンから極細軸シャープペンシルまで、だいたいの筆記具がスッと挿せてピタッと止まる(キャップ式はさすがに太すぎて入らない場合が多い)。
フチ周りのなめらかな曲面にペン先を沿わせるようにして押し込むと、だいたい上手く先端が穴に収まるようになっているので、穴の小ささを不安に感じる必要はない。
で、一度挿してしまえばシリコンゴムの柔軟性もあって、かなりのホールド感を発揮してくれる。あまりグイッと挿し込みすぎると、抜く時に多少の引っかかりを感じることはあるが、使いづらさを感じるほどではないだろう。
無意識に手を伸ばしたところにいつものペンがあって、サッと抜いて書いて、スッと戻す。ペン立てをガシャガシャかき回して使いたいペンを探すのに比べると、1本だけしか入らない一輪挿しは、ペン立て問題の解決法としてなかなかスマートだと思う。
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