いま、中学生・高校生にふせんがバカ売れしているという。中高生というのは、元からふせんを使う頻度の高い人たちではあるが、それでも学校近くの文房具店などでは、去年に比べても目に見えて売れているとのこと。なぜかというと、彼らの間でふせんを使った勉強法……「付箋ノート」が流行っているからである。
ふせんに情報を書き込んで貼る「付箋ノート」術とは?
この「付箋ノート」勉強法における大事なポイントはひとつ。「ノートに書かず、ふせんに書いて貼る」ということだ。ノートはあくまでもふせんの台紙であり、勉強の内容は全部ふせんに書き込むのだ。では、なぜノートではなく直接ふせんに書くのか。理由はいくつかある。
その1)ふせんはノートより小さい
つまり、1つのパラグラフを小さい面積に収めて書くには、要点をきっちりまとめる必要がある。「板書した内容を整理してふせんに書いて貼る」を繰り返すことで理解度が高まるのだ。
その2)ふせんは貼って剥がせる
情報の追加があった場合、ふせんであれば貼り替えや貼る場所の移動でいくらでも対応できる。また、間違いがあったら剥がして新しく書き直したものを貼ればいい。デジタルっぽく編集できるのもふせんノートの強みだ。また、英単語をふせんに書き出して、憶えられなかったものは別のページにまとめて貼り直して再勉強、なんて使い方もある。
その3)ふせんは色がきれい
1色のペンで書いたノートは、後から見返す時に「どこまで読んだか」が分からなくなりがち。パラグラフごとに色を変えるなどしたカラフルな付箋ノートは、そういった目のすべりも防いでくれる。
こんな感じで、学生さんの勉強法としてブームとなっている付箋ノートだが、もちろん社会人のノートに転用してもメリットだらけである。資格試験の勉強はもとより、プロジェクトの進捗をふせんで管理したり、会議の議事録をふせんに書いて編集したりと、使い道は多い。
付箋ノートを作るための文房具まで登場!
「そんなにいいなら、ちょっと試してみるか」と思った方。いまから始めるなら、オススメの文房具がある。ふせんノート専用のふせん「付箋ノートが作りやすいふせん」と、専用ノート「付箋ノートが作りやすいルーズリーフ」だ。
クラスタージャパン
付箋ノートが作りやすいルーズリーフ(左)
単体:227円 ケース&ふせん付き:864円
付箋ノートが作りやすいふせん(右)
303円
製品名以上でも以下でもない、ド直球きわまりないふせんとルーズリーフである。まず、ふせんの方だが、一般的なふせんとどこが違うのか?
並べてみると一目瞭然で、サイズがちょっと小さくなっている。数値でいうと、正方形タイプで70×70mm。一般的なふせんが75×75mmなので、天地左右それぞれ5㎜小さいということだ。これをそれぞれA罫(罫線幅7㎜)のノートに貼ってみるとこんな感じ。
付箋ノートが作りやすいふせんが罫線の間にぴったり収まるのに対し、一般的なふせんははみ出してしまう。対して、専用ふせんはサイズがすべて7の倍数でできているので、どう貼っても罫線にぴったり合うのだ。
もちろん、長方形ふせんのサイズも70×14mm、70×28㎜と7の倍数で揃えられているので、罫線をガイドにして貼ればぴったり。実のところ機能としてはこれだけで、サイズ以外は普通にふせんである。ただ、このサイズ的なピッタリ感が思った以上にノートの紙面をスッキリさせてくれるのだ。
一方の付箋ノートが作りやすいルーズリーフも、もちろん基本的には普通のB5サイズA罫リーフだが、罫線にちょっとした工夫がされている。まず、罫線の端にガイド線が入っており、ここにふせんのカドをあわせることで、曲がらずまっすぐ貼ることができるのだ。
さらには、左右にも70mm幅をきれいに2列揃えるためのガイドが入っているので、縦方向にも見た目がズレなく、整ったノートになる。ふせんノートは、一度貼ったふせんを貼り直したり移動させているうちに貼り位置がずれて見た目が汚くなってしまいがちだが、このルーズリーフのガイドがあればその心配もない。
ふせんノートは見た目のスッキリさが重要なだけに、キレイが続く専用ふせん&専用ノートの組み合わせは、それだけで「勝ち」なのだ。
【URL】
クラスタージャパン http://www.clcjapan.jp/