宿題のプリントが絶対に消えない? 親子にウケる「貼るシラセファイル」の4つのメリット

ink_pen 2025/8/13
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宿題のプリントが絶対に消えない? 親子にウケる「貼るシラセファイル」の4つのメリット
きだてたく
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きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

ひとくちに「子どもが宿題を忘れる」と言っても、そこにはわりと多くのケースがある。

意図的に宿題をやらず「忘れてた」と言い張るだけのこともあれば、本当に宿題の存在を覚えていられない子もいる。

やる気はあったけど面倒で先延ばししているうちに記憶から飛んじゃった、なんて場合もありそうだ。

もちろん、宿題が提出できなかったという結果に関してはどれも一緒なんだけど、意図的に宿題を放棄した子ども以外は、少なくともやる気はあったということになる。

なので、我々親世代としては、子どもに「忘れないようにしなさい!」なんて生産性のない叱責をするよりも、そういったうっかり忘れをどうにか防ぐ工夫を考えたほうが有益ではないだろうか?

例えば、学童文具メーカーが考案した「うっかり忘れ防止ファイル」を導入するのは一つの手だろう。

宿題のプリントを思い出させる仕組み

まず前提として、基本的に小学生の宿題はプリントの形で出されることが多い。

そこで、「宿題を忘れない」=「宿題のプリントを先生から受け取ったことを帰宅したら思い出せる」ということだと考えれば、話はスムーズだ(宿題をするやる気があれば、の話だけど)。

SONiCから発売された「貼るシラセファイル」は、まさにプリントの存在を思い出す機能を備えた、プリント収納用の増設ファイルなのである。

SONiC

貼るシラセファイル

B5プリント用(左)605円

A4プリント用(右)715円(ともに税込み)

各2枚入り

ノートに増設するファイル

見た感じは普通のクリアホルダーっぽいが、長辺の端に粘着シールが付いており、これをB5ノートの表紙に貼り付けることでプリント収納用ポケットを増設できる。

↑使用する際は、まず端の粘着保護シールを剥がして…。
↑セミB5ノートの表紙に貼り付けたら、増設完了。粘着は強力なので、一度貼ったらもう剥がすことはできない。
↑表紙を開くとこんな感じ。左のポケット部分にプリント類を収納する。

貼り付けると、あからさまにノートから貼るシラセファイルがはみ出すが、そもそもB5ノート(正確にはセミB5)はB5サイズより小さいので、B5プリントを収納するにはノートからはみ出すしかないのだ。

ちなみにA4プリント用は、A4を横にした上で途中から折って収納することになる。

↑B5プリント用(左)とA4プリント用(右)をノートに増設したところ。ファイル自体がノートからはみ出しているが、これで問題はない。
↑クリアホルダー感覚でB5サイズのプリントを収納。ノートからはみ出す心配もないので、雑にサッと挟んで持ち帰れるのがうれしいところ。
↑A4プリントは、ポケット部を展開したうえで、横向きにして折って収納する。

子どもウケしそうなタブ

宿題プリントをファイルに放り込んだら、上部にあるスライド式タブを左側にずらす。

すると、赤い「!」マークが上部に表示され、タブも赤の「未読」アイコンが出る。つまりこの状態が「宿題のプリントがあります」というステータス表示となるわけだ。

↑プリントを入れたら、上のタブを左側へスライドさせる。「!」マークは「宿題プリントがあるよ」という印だ。

ただ、このタブのスライドを忘れてしまっては元も子もない。プリントをもらったらその場でタブをスライドさせるのは最低限のお約束として子どもに納得してもらうしかない。

タブを動かすと「!」が表示されるというモーションの楽しさは、子どもにウケそう。いちいち言わなくても、面白がって自主的にやってくれる可能性はありそうだ。

家に帰ってランドセルを開けると、白地に赤い「!」マークがなかなかよく目立つ。

ノートや普通のクリアホルダーに宿題プリントを挟んでしまうと、ランドセルから取り出さない限り、プリントのありなしを確認することはできない。

それがランドセルを開けるだけで視認できるのは、忘れにくさ・思い出しやすさの点で非常に重要だと思う。

↑ランドセルの中でも、ノートから飛び出している「!」マークが確実に視認できる。

たとえ子どもが忘れてしまっていても、親がランドセルを開ければ気が付くだろう。あとは「!」付きノートからプリントを取り出して勉強すれば、宿題は解決だ。

宿題が片付いたら、プリントを再びファイルに戻してタブを右側にスライドさせる。

すると、さっきまで赤の「!」だったのが、青の「✓」マークに変わり、タブのアイコンも青の「既読」になる。

↑タブを右にスライドさせると「やり終わった宿題を入れました」のチェックマークに。
↑タブにもメールの「未読」と「既読」アイコンが切り替わって表示されるので、スライド方向を間違えにくい。

最後にノートをランドセルに戻せば、一連の“宿題忘れないフロー”は完了だ。

中高生の場合の活用法

小学生の宿題であれば、前日に出されたものを翌日に提出するケースがほとんどだが、中高生の場合は、次の授業時(数日〜1週間後)に提出ということもある。

そういうときには、貼るシラセファイルにふせんを貼ってToDo管理するのが便利そうだ。

↑ポケットには「ToDo」と「Submit」のワクがプリントされているので、提出日をふせんに書いて貼っておくと管理がしやすい。

ファイルのポケットには、面を2分するように「ToDo」「Submit」とプリントされているので、まずは提出日を書いて「ToDo」側に貼っておく。

宿題を解き終わったらタブをスライドさせて青「✓」マークにしつつ、提出日ふせんを「Submit」側に移動させる。

提出し終わったら、ふせんを剥がして捨てるというフローだ。

↑宿題を提出し終わったら、ふせんを剥がしてポイ。

せっかく宿題を片付けても、提出し忘れては意味がないわけで、その辺りのスケジュール管理までこのファイルで完結するのは親切だと思う。

【貼るシラセファイルの4つのメリット】

1: 科目ごとにノートとプリントを対応させることで整理しやすい。

2: プリントをカバンに直入れしなくなるので、紛失やグチャグチャになるのを防げる。

3: 宿題プリントのありなしをカバンの中で視認できる。

4: 提出スケジュールが管理できる。

うっかりタブをスライドし忘れると大変なことになるが、そこさえきちんと押さえておけば、宿題忘れにはきちんと効果を発揮しそうな気はする。

子どもが帰ってきてもランドセルを開かないとか、そもそも宿題へのやる気がないといったケースは、残念ながら文房具で解決できる問題ではないだろう。

でも、きちんと宿題をやろうとする子どもにとって、貼るシラセファイルは心強い存在になるかもしれない。


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