たとえば、手帳をカバンから取り出すのに苦労することは、あまりないだろう。
しかし、ハンドメモなどの携帯用メモ帳(A7サイズ前後)になると、途端に取り扱いが難しくなる。小さすぎて、カバンの中で行方不明になるケースがわりと多いのだ。
本来、使用頻度の高い小型のメモ帳は、ジャケットや作業着のポケットに入れておくのがベストなのだが、衣服にポケットの少ない女性はそういうわけにもいかず……。地味に取り扱いが難しいのである。
次善策としては、筆記具と一緒にペンケースに入れておくこと。しかし、手帳が入るサイズのペンケースというのは意外と少なく、あったとしてもやたらとサイズが巨大になりがちだ。
その点、レイメイ藤井から発売された「トレイルペンケース」は、筆記具と分けてスッキリとメモ帳が収納できるうえ、薄型だからカバンへの収納も簡単。加えて筆記具の出し入れもしやすいなど、便利なポイントが多い。
普段使いのメモ帳の携帯に悩んだことがある人なら、一度は試してみる価値がありそうだ。

フタが90°で止まるトレイルペンケース
ペンケースの形状にも流行り廃りというのがあって、最近のトレンドといえば断然、ブックタイプと呼ばれる薄型のもの。
このブックタイプは、フルオープンにすることで浅いトレー状になり、筆記具へのアクセスが容易になるというのがメリットだ。もちろん、レイメイ藤井のトレイルペンケースもペントレーに変形することで使い勝手を向上させている。

ユニークなのは、フルオープンにしたときにフタ側が90°で固定されてL字型になるということ。
一般的なブックタイプペンケースは、トレーに変形させるためには大きく180°開く必要があるため、単純に机の上に置いた面積が2倍になってしまう。もともとブックタイプは接地面積が大きいため、これはなかなか無視しづらい問題だ。
対して、フタ側が90°で止まるトレイルペンケースなら、接地面積はそのままで変わらない。狭い机で使うにも、これなら窮屈な思いはさほどしなくて済むだろう。

この90°で固定されるフタ部分は、マチが広いポケットと薄物用のメッシュポケットになっている。
マチ広のポケットにすっぽり
このマチ広のポケットこそが懸案の「メモ帳収納」に最適で、A7サイズのメモ帳が問題なく収まるように作られている。
マチ幅も約20mmあるので、厚めのメモやリングメモも問題なく収納可能だ。


メモ帳以外にも、厚みが邪魔になりやすいテープのりやマスキングテープなどが収納できるなど、応用力はかなり高い。
また、筆記具の収納から独立したポケットなので、厚みのあるものを入れてもペンなどの収納に影響がでにくい。これも使いやすいポイントと言える。

メッシュポケットにはマチがないため、基本的には薄物専用となっている。カード型のフィルムふせんやシャープ芯といったあまり嵩張らない小物類を入れておくなら、ここが便利だろう。
ペントレーを快適に使うコツ
筆記具収納のペントレー部は、だいたいペン5〜6本+消しゴムが入ってちょうど、といったサイズ感だ。
本体のサイズからするとやや少なく思うかもしれないが、この辺りは薄型ブックタイプの難点として受け止めるしかない。
むしろ無理して詰め込んでしまうと本体が膨らんでカバンへの収納がしにくくなるし、なによりトレーとして使う際に筆記具の出し入れがしづらくなってしまう。
あまり詰め込まずちょっとスカスカぐらいで運用するのが、快適に使うコツと言える。

トレーのフチは高さ30mmほどで、机に置くとほぼ気にならないぐらい。
中に入っている筆記具は常に視界に収まってくれるため、使いたい筆記具にすぐ手が届き、簡単に取り出すことができる。このアクセス性の良さこそがペントレー最大のメリットだ。
使い終わったペンを戻すときもポイッと放り込むだけ。ボールペンで書き込みをして、蛍光マーカーでラインを引いて、また書き込みに戻って……と筆記具をあれこれと取り替えて作業するにも、ストレスを感じることは少なそうだ。

パンパンのカバンにも入る大きさ
ケース自体の携帯については、筆記具やメモ帳などをいっぱいに入れた状態でも厚さ45〜50mmほどとかなりスリム。
荷物でいっぱいのカバンにも、これぐらいならなんとか滑り込ませるスペースは確保できるのではないだろうか。
ただし、構造上どうしてもファスナーが外側にはみ出してしまうので、これがカバンの中で引っかからないようにだけは気を遣ったほうが良いだろう。

実際に運用してみた体感としては、「やはりメモ帳の収納がすごく便利!」と感じた。
もちろん機動性の点ではジャケットなどのポケットに入れておくのに越したことはないのだけど、それが難しい場合の次善策としては、十分に機能してくれた。なにより、メモ帳と一緒にいちいちペンをポケットに挿しておく必要がない。つまり、すべてペンケースにまとめて収納できるのはスマートだ。
冒頭でも説明した通り、メモ帳の携帯に悩んだ経験がある人なら、この価値は十分に理解してもらえるはずだ。
