楽しみは“集める”から“使う”へ!「マスキングテープ」の待機ツール2選

ink_pen 2018/10/11
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楽しみは“集める”から“使う”へ!「マスキングテープ」の待機ツール2選
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

気軽にマステを使える卓上ストッカー

外に持ち出すだけでなく、机上でもうちょっと気軽にマステを使いたいというなら、また別のツールがある。サンスター文具のマステホルダー「KIRUNO(キルノ)」だ。

↑サンスター文具「KIRUNO」1058円

 

見た目はやたらとシンプル。ほぼ、スタンド付きの棒というところだ。

 

使い方ももちろんシンプルで、この棒の部分に輪投げ感覚でマステをそのままぽいぽいと放り込んでおくだけ。15㎜幅のマステなら6個、収納しておくことができるようになっている。

↑ぽいぽいっとマステタワーの完成

 

これだけなら単なる棒を使えば済む話じゃないか、と言うなかれ。実はこの棒、上から引き抜くとペン型のハサミになっているのだ。

 

マステをデコレーション用途に使う場合、テープ端をきれいにカットしたり、柄だけを切り抜いたりと、ハサミは必須。つまりマステホルダーとハサミが一体化していれば、使いやすいのである。

↑芯棒を引き抜くと、スティック型ハサミに

 

↑薄いテープでもサクッと切れる、かなりの切れ味。刃の側面についた段差のおかげで、粘着材が残りにくいのも快適だ

 

ハサミ自体は、サンスター文具から発売中のペン型ハサミ「スティッキール」とほぼ同様のもので、切れ味は間違いなし。さらに、刃の部分は段差の付いた“3Dグルーレス”仕様になっており、テープの粘着材が付着しないよう工夫もされている。刃がベタベタしてきたな、と感じても、ウエットティッシュなどで拭えば、すぐにきれいになるのである。

↑とりあえず手元に積み上げておけば、ちょっとした機会にでもお気に入りのマステを使うことができるだろう

 

100個レベルでマステを持っているコレクターだと、専用のストッカーや箱に溜め込みがち。それだと、取り出すのが面倒でなかなかマステを使おうという気にはなれない。机の上に常にお気に入りの数柄だけでも備えてあれば、膨らむ一方のマステコレクションも、もう少し気軽に消費していけるんじゃないだろうか。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

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