これは無性に欲しい…文具見本市ISOTで見つけた心がザワつく文房具

ink_pen 2019/7/5
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これは無性に欲しい…文具見本市ISOTで見つけた心がザワつく文房具
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

5.情報の一覧性が高い、ソートできるノート

実用性の高そうなツールでほかに気になったのが、印鑑ケースや印章・記念品のメーカー、天野製作所が展示していた「ソーティングノート」だ。

 

こちらはA5リングノートとA4バインダーをセットで使う、ちょっと変わった情報整理システムである。

↑天野製作所「ソーティングノート/バインダー」ノート918円/バインダー1782円(予価)/ISOT
↑天野製作所「ソーティングノート/バインダー」ノート918円/バインダー1782円(予価)

 

まずリングノートは、リングを天側にして横長のノートとして使う。書き込みの際は、上辺のインデックス欄に日付や分類・タイトルなどをしっかり記入するのがポイントだ。

 

書き終わったら、リング下のミシン目から切り離してバインダーに綴じるのだが、この時は左側にあるリング穴を使って綴じるのだ。さらに枚数を重ねて綴じるときには、リング穴を下に一段ずつずらして綴じていく。

↑A5でまとめた情報をA4バインダーにセット。リング穴をずらすことで、インデックスを一覧できるようになる/ISOT
↑A5でまとめた情報をA4バインダーにセット。リング穴をずらすことで、インデックスを一覧できるようになる

 

こうすることで、バインダーにはインデックス欄だけがズラリと上から下へ並んだ状態で保管が可能となる。これならノートの内容を探すのに必要な情報が一目で見渡せるというわけだ。

 

例えば営業職なら、顧客シートをこれで管理すると良さそうだし、他にはアイデアメモや議事録なども楽に管理できるだろう。1ページを1つのデータファイルとして扱うやり方としては、なかなか秀逸だ。

 

とはいえ、情報の整理が苦手な人はそもそもインデックスを作るのが苦手なので、万人にとって便利! とは言えないかもしれないが。

 

【関連記事】文具見本市ISOTで見つけた素通りできないインディーズ文具6

文具見本市ISOTで見つけた素通りできないインディーズ文具6“見本市ビジネス”が見直される中、国際文具・紙製品展(ISOT)も年々、規模の縮小が指摘されてきた。だが一方で、文具ファンからの注目度は増し、中小の文具メーカーによる新しいアイデアや、ずっと作り続けてきた製品などの紹介の場として、面白いイベントに変貌してきている。そんな2019年のISOTで面白い! と目を止めた製品を紹介していきたい。

 

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