乗り物
2017/4/11 19:16

【画像多数】ロードバイクの寿命が劇的に延びる! 部位ごとの「注油」のポイントを徹底ガイド!

ロードバイクのメンテナンスの基礎知識を伝授するコーナー。今回は、走りをスムーズにし、パーツの故障を防ぐ「注油のポイント」についてレクチャーしていきます。

 

↑オイルが必要な場所
↑注油が必要な場所

 

【ブレーキワイヤーの注油】

注油はメンテナンスに欠かせない作業だ。しかし量が多すぎて表面に流れ出てしまうとホコリが付着し、汚れやすくなってしまう。無用な注油は、事故にもつながりかねないので注意が必要だ。今回は、まずブレーキワイヤーの注油からレクチャーしていこう。シフトもブレーキも、インナーワイヤーがアウターワイヤーから覗くあたりは注油ポイントだ。

 

なお、ブレーキをかけたときギシギシと異音がするのは、スプリング自体のオイルが不足している疑いがある。コイル状のバネ部分に注油しよう。ただし、ブレーキシューやリムに油が絶対に付着しないよう慎重に行いたい。

 

1.注油にはオイルスプレーを使用。ブレーキレバーからワイヤーの先端についている留め(タイコ)を引っぱり出し、ワイヤーに油をさす。

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2.ブレーキ本体はパーツ点数が多いので入念に。まずはテンションスプリングとワイヤーに。

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3.続けて、中央のシャフトに。怠ると、ブレーキキャリパーの動きが悪くなる。

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4.ブレーキアームの根元にも。ブレーキの利きに直接関わる重要な部分だ。

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5.コイル状のバネ部分も忘れずに。裏から注油する。

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6.忘れてしまいがちだが、トップチューブのアウター受けにも注油する。

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7.ダウンチューブのアウター受けにも同様に。吹き込むように注油し、ギヤを操作してなじませる。

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【フロントディレイラーの注油】

ディレイラーやブレーキワイヤー周りといった可動部分は、こまめな汚れ落としと、潤滑剤の補填が必要。またレバー部分もダストなどがたまりやすい部分なので、きれいに拭き取り、こまめに注油するようにしよう。

 

8.ディレイラーの油切れは、異音やホコリがつまる原因となる。フロントディレイラーの駆動部に注油。

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【リアディレイラーの注油】

アウターワイヤーの端に付けるアウターカップやアウター受けは雨水が入り錆びやすいので、ここにも注油しておこう。

 

9.リアディレイラーは毎日でも注油したい。全体に注油し、コイル部分にも行う。

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10.リアディレイラーの可動部にも注油する。細いノズルで隙間まで届かせたい。

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11.プーリーは両方とも注油。多すぎると固まってしまうので、少なめを心掛けよう。

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12.アウターワイヤーから出てきているワイヤーにも、忘れずに注油。

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13.チェーンステーのアウター受けにも注油。中に吹き込むように注油しよう。

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【チェーンの注油】

注油でもっとも重要なポイント。オイルの種類も多く、使い分けることで走りに差が出る。専用洗剤や溶剤などで洗浄したチェーンは、そのままにしておくと錆びてしまうので、オイルスプレーだけでなく防錆剤を施す必要がある。

 

14.チェーンへの注油は日課にしたい。特に雨天走行後は必ず行おう。チェーン専用オイルを、たっぷりと吹きかける。

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15.その後、クランクを30~40回ほど回して、チェーン全体にオイルを行き渡らせる。

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【ビンディングの注油】

ビンディングは汚れがたまりやすく、スプリングの手入れを怠ると、ガタが出やすい場所。 シューズの脱着をスムーズに行うためにビンディングペダルのビンディング(クリートを固定する部分)にも注油する。忘れがちなのはダウンチューブの下端に通っているシフトワイヤーガイドへの注油だ。この箇所は油汚れもひどいので、しっかりと汚れを落としてから注油しよう。

 

16.クリートを固定するビンディングのスプリングには泥が詰まりやすい。よく洗ってから、十分に注油する。

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17.車体を裏返して、ワイヤーガイドに注油。忘れがちだが、ワイヤーの動きを左右する重要な部分だ。

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