共働き世帯の増加により、子どもが通う保育園などの送り迎えや買い物用として、便利な電動アシスト自転車を選ぶ方が年々増加しています。種類も増えて選択肢も豊富になっていますが、パナソニック サイクルテックの電動アシスト自転車は、乗りやすさや安全性の点で高く評価されています。
なかでも人気なのは、前のバスケットに荷物を入れられる”リヤチャイルドシート”(後ろ乗せ)タイプ。今回、その新製品「ギュット・アニーズ・KE」が発表されました。最大の特徴は、ワイヤレスで自転車本体と電子キーが相互認証し、鍵を取り出さずにワンタッチで開錠できる、業界初の自動開錠システム「ラクイック」を搭載したこと。
メディア向け発表会では試乗もできましたので、いち早くレポートします!
自動開錠や巻取り式シートベルトで「子どもを乗せる際の準備が面倒」を解消
商品企画部 商品企画課の山下めぐみ氏は、新モデルの「ギュット・アニーズ・KE」を開発した背景ついて「子育てユーザーグループインタビューなどの調査を行ったところ、電動アシスト自転車の使い勝手や子どもの安全性に対する不満・課題は依然として大きいことがわかりました」と語りました。
なかでも、「鍵をしている間に子どもから目を離すのが心配」「洋服に合わせてシートベルトを調整するのが面倒」といった声が多く、子どもの安全性に影響する、鍵の操作やベルト調整などの使い勝手の悪さが浮き彫りに。
特に共働きで毎日自転車を利用する人は「安全かつ便利で楽に移動できること」を求めていることから、自動開錠システム「ラクイック」を開発したとのこと。これは、自動車と同じように電子キーをカバンのポケットに入れたままでも、通信エリア内であれば自転車側の電源ボタンを押すことで自動開錠するシステムです。
また、リヤチャルドシートに片手でスピーディに長さを調節できる巻き取り式シートベルトを搭載しています。背面レバーを押すと、車のシートベルトのようにスムーズに引き出しと巻き取りができ、レバーを離せば自動でロック。シートベルトは肩から腰までしっかり支える5点止めで、手間をかけずに子どもの成長や衣類に合わせて簡単に装着できます。利便性ももちろんですが、安全性も高いシートベルトとなっています。
バッテリーも業界最大容量の20Ahリチウムバッテリーを装備しており、使用状況にもよりますが、10日間乗っても充電は必要ないとのこと。走行距離はパワーモードで約63km、オートマチックモードで約76km、ロングモードで約100㎞。充電時間は約6時間となっています。
ほかにも、細かい部分まで普段使いによりそった機能を搭載しています。
暗くなったら自動で点灯するリフレクター一体型のLEDランプや、重い荷物を入れても倒れにくい「もっとかろやかスタンド2」、スタンドを立てれば自動でハンドルが固定される「スタピタ2」、「あと〇分走れる」と表示される「エコナビ液晶スイッチ4SL」など、便利な機能が搭載されています。
パパが乗ってもカッコいい、落ち着いたカラーリング
実際に乗ってみましたが、パワーが強く、とても軽やか。子どもを乗せるとどうしても後ろ側が重くなってスタンドを立てるのも大変になりがちが、本機はスッと立てることができました。自動で開錠するキーも、想像以上に便利です。子どもを乗せた状態で、腰をかがめて開錠するのは大変ですが、これならラクにできます。
また、落ち着いた生活になじむカラーリングで、上質な質感も特徴です。男性が乗っても違和感がないので、夫婦で共用するご家庭にもおすすめ。足元のL字フレームは、またぎやすく、足元の空間が広いので男性でも窮屈ではありません。
子どもを乗せる自転車は、子どもの命にかかわる乗り物なので慎重に選びたいもの。本モデルは新機能「ラクイック」に加えて細かい部分まで工夫されており、子どもを安心して乗せられる自転車だと感じました。個人的にも電動アシスト自転車選びでとても悩んだ経験がありますが、数年前のモデルと比較すると大きく進化していて驚きました。子どもを乗せられる電動アシスト自転車を検討中の方は、ぜひチェックしてくださいね。