乗り物
2018/4/22 17:30

【1分でわかる】X1のクーペ的位置づけ、BMW「X2」ってどんなクルマ?

本記事では、初夏に予定されている日本発売に先駆けて行われた、BMWの新型SUV・X2の試乗レポートをお届けします。

 

目指したのはBMW史上一番ポップなSUV

BMW

X2

SPEC【sDrive 20i】●全長×全幅×全高:4360×1824×1526㎜ ●車両重量:1460㎏ ●パワーユニット:1998cc直列4気筒DOHC+ターボ ●最高出力:192PS/5000〜6000rpm ●カタログ燃費:14.6㎞/リットル

 

いい意味でSUVらしくない快適さを堪能できる一台

BMWから、新型コンパクトSUVのX2が初夏に日本で発売されます(価格は未定)。SUVといえば、いま世界的に最もホットなジャンル。なかでもコンパクトなクーペスタイルがトレンドとなっていますが、新型X2はそのど真ん中を行きます。BMWのラインナップにおいては、最小サイズSUV・X1のクーペ版という位置づけ。ちなみに同社では、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)ではなく、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)としています。走りに妥協しない同社らしいこだわりと言えるでしょう。

 

日本発売に先駆けて、ポルトガルでX2の試乗会が開催されました。メカニズムはX1を踏襲していますが、きびきびしたスポーティさは同車を凌駕します。目線が高いためストレスを感じにくく、乗り味も良好。いい意味でSUVらしくない快適さを堪能できました。BMWのイメージを覆すポップでファンキーなデザインのなかに、“ザ・BMW”な性能を感じられる快作です。

 

フローズングレーカラーがアクセント

流行のクーペスタイル。イエローゴールドをベースに、フローズンシルバーのアクセントが特徴的です。

 

グリルはX1よりも大きめ

BMWの象徴であるキドニーグリルは、X1よりも少し大きくなりました。ちなみに、X2とX1とで共通しているパーツはドアノブのみだといいます。

 

Cピラーにエンブレ

Cピラーに備えるエンブレムは、50年前に発売されたBMWクーペの名車・3.0CSへのオマージュ。X2に特別な価値を与える意匠です。

 

コネクト機能も進化

Amazon Alexaと連動するなど、BMWコネクテッドドライブが進化。インテリアはX1より上質で、よりコントラストの効いたデザインに。

 

荷室はコンパクトに

X1よりも全長と全高が短くなっているため、荷室容量は少しコンパクトに。シートを倒さない状態で−35L、倒すと−195Lとなります。