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2019/12/15 18:00

六本木で開催中の鉄色濃厚の「天空ノ鉄道物語」−−特別展の見どころに迫った

【天鉄展レポート⑦】時刻表こだわり派はこのコーナーに大満足

鉄道ファンの中には時刻表を見るのが大好きという人も多い。そんな人におすすめなのが、「時刻表インスタレーション&鉄道現代史映像ギャラリー」。1964年、JTBがまだ交通公社と呼ばれていた時代から、JRとJTB2社が出版している現代まで、時刻表の表紙がずらりと並ぶ。

 

表紙を見ると、その時代模様が見えてくる。現在の時刻表は、列車の写真を中心にしたものが多いが、1980年代の時刻表を見ると、駅前だったり、ホームを歩く親子の姿だったり、駅のベンチに座る子どもが主役となっていたり、と鉄道の旅の楽しさを、伝えようという意識が強かったことが分かる。

↑1964年から現在まで、ずらりと時刻表の表紙が並ぶコーナー。古い時刻表(復刻版)の誌面もチェックできる(左下)。またモニターでは古い鉄道映像が流される

 

 

【天鉄展レポート⑧】“ママ鉄”向けには絶品スイーツがおすすめ

天鉄展にはレストランやカフェも用意され、ひと休みに最適だ。中でも「天空駅カフェ」(館内の「Café THE SUN」が特別仕様に)のメニューがおもしろい。鉄道にちなんだメニューが勢揃いしている。とくにオリジナル・デザートはスイーツ好きにお勧めだ。写真で紹介しよう。

↑「雪化粧列車のチーズケーキ」(1200円)。相鉄・JR相互直通運転が始まったことを記念して作られるスイーツで、主役は相鉄12000系の形をしたチーズケーキ。正面の顔もちゃんと描かれている。「前期」2020年1月26日まで提供されるスイーツメニューだ

 

↑「春風香る列車のチーズケーキ」(1200円)。地震、そして秋の台風襲来後に一部区間の運転休止に追い込まれている三陸鉄道。同鉄道を復興応援しようデザート化された。こちらのチーズケーキも車両正面の絵入り。「後期」2020年1月27日からの提供となる

 

注目はこうしたスイーツだけではない。ご当地うどん(1000円)として、宇高連絡船のデッキで販売されていた「めりけんやうどん」(前期に販売)や、広島駅1番ホームで営業をしていた驛麺屋(えきめんや)の「カープ応援うどん」(後期に販売)。さらに天空駅そば(980円〜1000円)は「鉄」と刻まれた海苔のトッピングがおもしろい。いずれも1日、限定30食なので早い者勝ちだ。

 

さらに天空駅オリジナル駅弁「ドア弁」も販売される。日本全国のご当地メニューを6品用意(650円〜1030円)。そのうち2種を選び、鉄道にちなんだオリジナルパッケージで提供される。

↑写真は「ドア弁」の代表的な2種類。左が「鮭親子(1030円)」、右が「さんまかば焼き(930円)」。上は東京メトロ丸の内線をイメージしたオリジナルパッケージ。2種を選びオリジナルパッケージに入れて提供される。テイクアウトはなくカフェで楽しむことができる

 

ほかにドリンクは、懐かしのヘッドマーク入りカフェラテ「ヘッドマークラテ」(850円)や、1号機関車の煙突をドリンクで再現した「機関車煙突ドリンク」(1080円)が用意される。どのメニューも、鉄道ファンにとっては食べて飲んで楽しめるメニューとなった。

 

さらに同フロアの「Restaurant THE MOON」では、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」で提供されるランチ(6800円)とディナー(1万円)がそれぞれ1日限定10食提供される。

 

同レストランでは「横川駅のおぎのやのそば」(1000円)も用意される。こちらは限定30食だ。おぎのやのそばには、冷凍みかんや、ポリ茶瓶に入ったお茶も付けられる。これでかつての信越本線の旅気分が満喫できるわけだ。

 

 

【天鉄展レポート⑨】天鉄展は子ども連れで訪れても大丈夫!

展示は大人向けばかりではない。子どもたちも楽しめるコーナーが用意されている。記念撮影が楽しめる「アンパンマン列車」のコーナーや、プラレールのコーナー、そして“列車変形”の玩具の展示も行われる。

 

さらに人気の「電車でGO!!」は複数台が用意されている。

↑誕生してから60周年を迎えた「プラレール」のコーナーには、ジオラマ展示のほか、ずらりと各社の代表的な車両が集められた

 

↑「GACHA GACHA COFFE × METRO」のコーナー。挽きたて、淹れ立てコーヒーが楽しめるとともに、東京メトロ・東京都交通局とコラボ。組み上げると首都圏の立体路線図が完成するガチャ玉が入ったマシンが用意されている。地下鉄の映像もここで楽しめる

 

ほかグッズコーナーでは、限定グッズや全国の名物駅弁なども販売される。原稿で紹介しきれなかったことも多い。老若男女を問わず楽しめる天鉄展。ぜひとも自分のお気に入りの展示コーナーを見つけていただきたい。

 

【ギャラリー】

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