乗り物
クルマ
2023/9/23 6:00

見た目はセダンとSUVのイイとこ取り! 軽快な走りが魅力な「プジョー 408」をチェック

今回はプジョーのクロスオーバーモデルとなる408を紹介。独自性にあふれた内外装に注目してみた。

※こちらは「GetNavi」 2023年10.5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

PEUGEOT 408

SPEC【GT】●全長×全幅×全高:4700×1850×1500mm●車両重量:1430kg●パワーユニット:1199cc直列3気筒DOHC+ターボ●最高出力:130PS/5500rpm●最大トルク:23.5kg-m/1750rpm●WLTCモード燃費:16.7km/L

 

ベーシックな1.2L版でも動力性能の高さは特筆モノ!

これまで中国や南米をメインの市場としてきた408が3代目でガラリと変わり、日本にも上陸を果たした。ご覧の通り、その外観はリアにハッチゲートが備わるファストバックボディにSUV要素をプラス。事実上、308のセダン版だった従来型はもちろん、かつて日本でも発売されていた407とも車名的なつながりを意識させる要素はない。

 

基本的な構成要素は308と多くを共有化しているが、ボディサイズはずっと大きく全長は4.7mと308より20cm以上長い。リアピラーを大きく傾斜させ、グラスエリアをタイトに仕上げた外観は輸入車で近年流行りの4ドアクーペ風。一方、最低地上高は170mmもありハイトが高い19インチのタイヤを組み合わせるなどして、ボディ下半分はSUVらしさをアピールする。佇まいはSUV的セダン/クーペといったところで、イメージはトヨタのクラウン・クロスオーバーが一番近い。

 

そんな、一見スタイリング重視な外観ながら、実用性への配慮に怠りがないのはプジョーらしいところ。前後席の空間は、セダンとして申し分ない広さを確保。荷室に至っては後席使用時でも536L(ガソリンモデル)の容量を誇り、最大では1611L(同)と本格派のワゴンに匹敵する広さを実現している。その意味では、セダン/クーペ風の見た目でもSUVに要求される使い勝手はしっかりとクリアされているわけだ。

 

搭載するパワーユニットは、1.2Lガソリンターボと1.6Lガソリンターボに電気モーターと総電力量12・4kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインHVの2タイプ。今回の試乗車は前者だったが、その動力性能は排気量から想像される以上の高さが自慢だ。低回転域から十分なトルクを発揮するエンジンと高効率な8速AT、そして1.5tを切る比較的軽量なボディの効果もあるのか、日常域ではサイズ以上の軽快感すら味わえる。

 

それを受け止めるシャーシも完成度は高い。“ネコ足”と評された往年のプジョーとは趣が異なるが、日常域ではフラットで快適な乗り心地、積極的に操る場面では素直な操縦性を披露する。その意味では、近年ますます選択肢が少なくなっているセダンの代替としても自信を持ってオススメしたい。

 

室内の広さはサイズ相応インパネには眺める楽しみも!

極端な小径ステアリングに代表されるプジョー独自の「iコックピット」は、凝ったグラフィックのメーター回りなどエンタテインメント性も高い。前後席はセダンとして十分な広さを誇る。

パワートレインは2タイプを用意

エンジンは、66㎞のEV走行を可能とするプラグインHV(写真)と1.2Lガソリンターボの2タイプ。組み合わせるトランスミッションは、いずれも8速ATとなる。

 

最新のプジョーらしくエッジの際立つスタイリング

タイヤはグレードを問わず55扁平の19インチを採用。足元はSUV的な力強さを演出する。外観は随所が308と共有化されているが、見た目の印象は完全に別モノ。ボディカラーは、写真のブルーの他に3色が用意される。

 

フランス車らしく荷室の広さもトップ級

実用性を重視するフランス車らしく荷室は広い。写真のプラグインHVは通常時471/454L、最大時は1545/1528Lとガソリン仕様より容量が減少するが、絶対値としてはこちらも十分。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】