スーパーブルーブラッドムーン:3つの現象が重なる!?
月が地球に近くなる「スーパームーン」と、ひと月に2度満月になる「ブルームーン」、さらに皆既月食「ブラッドムーン」の3つが同時に起こるのが、「スーパーブルーブラッドムーン」。名前のインパクトにも負けない希少な出来事で、2018年1月31日にこの現象が35年ぶりに起きています。
ストロベリームーン:赤みがかった6月の満月
名前のとおり、イチゴのように赤みがかった満月を「ストロベリームーン」と呼びます。北米大陸の先住民がこう呼んだのが始まりとのこと。
太陽は夏になると空の高い位置に昇り、冬になると低くなりますが、これと同じように月の高度も季節によって異なり、夏は低く、冬は高くなります。高度が低い月は、大気の影響で赤みがかかって見えるため、ちょうど6月頃の満月が特に赤く染まり、ストロベリームーンという現象が見られるのです。ちなみに、高度が低いと月が赤く見えるのは、水平線近くの朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
7月28日の皆既月食は、午前4時30分頃から始まります。次の皆既月食は2021年。真っ黒な夜空に赤黒く光る様子は、天体ファンではなくても見てみる価値はあります。台風が心配ですが、天候によってはぜひ夜空を見上げて、月へのロマンを感じてはいかがでしょう?