自宅にいる時間が増えると、家のなかの環境に意識が自然と向かいます。ふとリビングに緑が足りないことに気づき、植物があればいいなと思うかもしれません。でも、水やりなどのお手入れが大変そうだし、日当たりも心配になり、考え直す方もいるでしょう。しかし、そんなことをほとんど気にする必要がない、手のひらサイズのスマートなポットがKickstarterにありました。目標達成額の60倍以上の資金が集まる大人気の「Pico」です。
庭やベランダ、バルコニーでガーデニングを始めようとすると、水やりや雑草処理などのお手入れが意外と面倒と感じたり、雨などの悪天候が続いたら植物がダメになってしまったり、思うようにうまくいかないと感じるかもしれません。
そんな不安を感じる必要がないのが、室内で気軽に始められるPico。横8.2㎝、縦6.3㎝、高さ10.5㎝、重さ150gと、マグカップより少し大きめのサイズのPicoはABS樹脂製のポットで、フタ部分を引き延ばすとそこからLEDライトで植物を照射するようになっています。1週間に1度水をあげておけば、毛細管現象を使って植物の根が必要な分だけ水を吸い上げることができる仕組みになっているので、水のあげすぎや少なすぎのどちらの心配もいりません。
さらにUSBの差込口が2つ付いているので、複数のポットをケーブルでつないで育てることもできます。ポットは、マグネットタイプやマジックテープがついたタイプ、壁掛けタイプがあり、デスクやテーブルの上に置くほか壁面に掛けることもできます。
Picoで育てられる植物はバジル、ミントなどのハーブ類、レモンバームやジャスミンなどの香りを楽しむ植物、アロエ、ローズマリーなど眠りを促す植物など、実にバラエティ豊か。キッチンに置いてフレッシュハーブを食事に使うだけでなく、デスクやリビング、トイレなどに飾ったり、ベッドサイドのインテリアとして楽しんだりできます。
部屋に植物を置くことは、私たちのメンタルヘルスに大きな影響があることがわかっています。うつ症状を最大で60%、怒りや不安を40%抑え、オフィスであれば生産性が最大15%も上がるという報告もあるそう。外出自粛に伴うストレスも軽減されるかもしれません。
ちなみに、PicoではLED照射のおかげで、通常の鉢で植物を育てるのに比べて、植物は3~5倍の速さで成長するとのこと。だから、植物を育てる喜びを何度も繰り返し体験することもできます。
Picoのポットとケーブルなどのセット一式は32ドルで、日本までの配送料は10ドル。Kickstarterでのキャンペーンは5月18日までですが、人気のため在庫は残りわずか。自宅に緑を飾りたいと思っていた方は選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか?