米国で女性がごみ収集車の中に転落する事故が発生。一体どうやって、ごみ収集車の中に落ち、その後女性はどうなったのでしょうか?
ニューハンプシャー州マンチェスター消防署によると、先日、女性一人がごみ収集車の中に転落してしまったそう。どうやら、女性はごみ箱に何かを捨てようとしていたところ、誤ってその中に自分も落ちてしまい、そこにごみ収集車が到着。ごみと一緒にごみ収集車に落ちてしまったようなのです。
日本人にはちょっと想像しづらい話かもしれません。米国では、自治体によってシステムやごみ箱の大きさなどは異なりますが、一般的にごみ箱もごみ収集車も日本よりかなり大きいです。ごみ箱ですら、子どもはもちろん大人も何人も入れちゃいます。
ごみ収集車は、機械のアームでごみ箱をがっちりつかむと、持ち上げて、ごみ収集車の中にドバッと豪快に中身をあけます。収集車の中に集められたごみは、どんどん圧迫していくシステムが一般的。
【参考動画:米国のごみ収集車】
この女性は、大きなごみや重いごみを捨てようとしていて、誤って自分もごみ箱の中に転落してしまったのかもしれません。
女性は、ごみ収集車の中に転落した際、悲鳴を上げ、近所の人がその声を聞きつけたそう。さらに、ごみ収集車の内部にはカメラが付いていたので、すぐに運転手が女性に気づき、ハシゴを使って登り救出したそうです。
ただ、女性が救出されるまで、「ごみを最大4回圧縮した」と現地の消防署は発表しています。女性は病院に運ばれたそうですが、もしケガなどをしていたら、早く快方に向かってほしいものです。
消防署員が「32年間のキャリアで、こんなことは一度もなかった」と語っている今回の事故。誰もが「起こるわけない」と思うようなことでも、起こり得てしまうのが現実なのかもしれません。
【主な参考記事】
AP News. Woman tossing trash falls into dumpster, survives getting compacted in garbage truck. January 31 2024
City of Manchester. Sanitation Truck Rescue. January 29 2024