鍵をかけたままクルマから離れてはいけない。そんな当たり前の教訓を改めて実感したという米国の男性がいます。彼が‟やってしまった“珍事件とは……?
ヴィンセント・ゼペダさん(53歳)は先日、クルマに乗ってピザを買いに出かけました。購入したピザを持って、クルマに戻り発進。少しの距離を走ったところで、「何かがおかしい……」と気づいたのです。
ふと後ろを見ると、後部座席には見慣れない白い犬が、ゼペダさんを見つめていたというのです。
そう、彼が乗りこんだクルマは、まったく他人のクルマ。慌てて彼はもとの駐車場まで戻ったのです。
ゼベダさんのクルマは赤色のホンダ「CR-V」。彼がクルマを止めた駐車場のすぐ隣に、まったく同じクルマが止まっていたのです。唯一の違いは、間違えたほうのクルマの上部には荷物をのせるキャリアがついていたことでしたが、その日は雨が降っていてゼペダさんはピザの箱を傘代わりにして下を向いていたため、気が付かなかったのだとか。
おまけに、ゼペダさんの家にも犬がいて、よく後部座席に乗せて一緒に外出しているのだとか。だから、彼が自分の物ではないクルマに乗り込んだとき、後部に‟何かがいる“気配はあったのかもしれませんが、それも見過ごした要因なのかも。
ゼペダさんは間違いに気づくと、そのときの様子を動画で撮影。「なんてクレイジーなんだ……」と、やらかしてしまった自分の間違いに、自分でも呆れた様子でした。彼は「クルマに鍵を置いたまま離れてはいけない」ことを子どもたちに教えるために、この動画を撮影したんだとか。
彼が間違えて乗り込んだほうのクルマの持ち主は、結局わからずじまいですが、あやうく、クルマの泥棒と犬の誘拐犯に間違えられてしまったかもしれません。クルマから離れるときはロックを忘れずに。
【主な参考記事】
USA Today. ‘That’s not my dog’: Video shows Montana man on pizza run drive off in wrong car. May 24 2024