スペースXの「Crew Dragon(クルー・ドラゴン)」宇宙船の一部が米国の遊歩道に落下したことを、米航空宇宙局(NASA)が認めました。
今回宇宙から落下してきたCrew Dragonの宇宙ゴミは、ノースカロライナ州のリゾート地の遊歩道沿いで発見されました。大きさはクルマのボンネットほどで、カーボンファイバーの繊維で覆われたこの物体は、Crew Dragonの最後尾にある「トランク」であることが判明しています。
Crew Dragonは国際宇宙ステーション(ISS)への宇宙飛行士の輸送を行っています。NASAによれば、この宇宙ごみは「Crew DragonがISSのミッションの後、大気圏への再突入時に落下した」とのこと。通常はCrew Dragonの胴体は再突入時に完全に燃え尽きると計算されていますが、今回の破片の落下はそれが正しくないことを示しています。
スペースXのCrew Dragonの宇宙ごみの落下は何度か発生しており、2022年8月にはオーストラリア、そして2024年5月にはカナダに破片が落下しました。NASAとスペースXは「発見された残骸を調査し、さらなる解決策を模索する」と声明を出しています。
Source: Justin Berger / X via Space.com