米国では国防総省がUFOやUAP(未確認航空現象)を調査する組織を立ち上げるなど、得体の知れない地球外生命体などを「脅威」として捉えています。先日には同国の警察が、初となる「UAPガイド」を発行しました。
警察上層部が作成したというガイドは、全部で11ページ。UAPには未知の脅威があり、その動向を把握して報告するために同ガイドを作ったと言います。UAPについて警察官に警鐘を鳴らす目的があるようです。実際、ヘリコプターでの移動時にはUAPに警戒するよう警察官に促しています。
このガイドでは、これまでUAPと遭遇した報告について詳細に紹介しています。例えば、ジョージア州ブレアズビルで2023年11月に報告された内容は、パトロール中の警察官が「空に緑色の光が見えた」というもの。
暗くなった空に、車内から三つの薄暗い緑色の光を確認し、三角形の乗り物も見えたそうです。その後、木の陰に隠れてしまい見失いましたが、そのエリアの住民から「何かが走っている音を耳にした」という通報もあったというのです。
この警察官は、この地域の空港がどこにあり、飛行機が上空のどのエリアを飛行するのかを分かっているため、「これまでに目にしたものではなかった」と言い、その緑色の光がUAPではなかったのかと思っているようです。
このような体験談には、「信頼性の低い情報も混ざっているのでは?」と危惧する声があるかもしれません。しかし、インド宇宙研究機関の長官が「宇宙には間違いなくエイリアンがいる」と断言するように、確かな証拠はまだなくてもUFOなどの宇宙人の存在を確信している専門家は少なくありません。私たちは、もっとUAPのリスクに備えていかなければならないのかもしれません。
【主な参考記事】
Metro. Police across US given new UFO handbook as they ‘pose significant safety risks’. September 9 2024