有名人の名前は、インターネットで検索する機会が多いもの。でも、そんな有名人の名前の検索結果には、詐欺などの危険なサイトへのリンクが多数表示されているようです。
サイバーセキュリティ企業のマカフィーによると、有名人の名前をネットで検索すると、そこに表示されるものには多数の危険なリンクが紛れ込んでいるというのです。
例えば、有名人の写真とともに「無料チケット」「無料ダウンロード」などの言葉でクリックを誘い、詐欺サイトへ誘導して個人情報を聞き出したり、アクセスしたユーザーのコンピューターにマルウェアをインストールしたり……。
そうなると、有名人のコンサートチケットを破格で購入できると思ったけれど、チケットが入手できないどころか、チケット代金とともにクレジットカード情報を取られて悪用されるといったことになりかねません。
ネットでの検索結果に危険なサイトの表示が多い有名人の名前では、トップが歌手の「アデル」。2位はシェフの「ゴードン・ラムゼイ」、3位はプロデューサー兼動物・植物学者である「デビッド・アッテンボロー」。歌手の「テイラー・スウィフト」(4位)、元プロサッカー選手の「デビッド・ベッカム」(10位)なども上位に名前があがっています。
これらの詐欺に騙されないためのポイントは、怪しいサイトへのアクセスは控えること。動画をダウンロードする際は、信用できるサイトであるかどうかをしっかり確認すること。どこかのサイトにアクセスした後、テキストやメールを受信しても、返信して個人情報を提供しないこと。これらが大切です。
最近はディープフェイクによる画像や動画も出回っています。有名人の写真や動画、名前におどらされない注意が欠かせません。
【主な参考記事】
Daily Mail. Why Adele is the most DANGEROUS name to search online – while looking up Gordon Ramsay or David Attenborough could also land you in hot water. October 8 2024