ワールド
2024/10/11 6:15

「Wi-Fiルーター」のパスワード、デフォルトのままは危険と専門家が警鐘!

スマートフォンを使うときや各種パスワードの管理などには、ハッキングされないように気を付けている方が多いでしょう。でも、盲点となりやすいのが、Wi-Fiルーターかもしれません。

↑やばーい!

 

英国でインターネットなどのサービスを提供するBroadband Genieは、ユーザー3000人にルーターに関する調査を行いました。その結果、多くの人が自宅で使用しているルーターの設定について、工場で出荷されたときの設定のままであることが明らかになったのです。ネットワーク名の変更をしていない人は89%、管理者パスワードの変更をしていない人は86%、Wi-Fiパスワードの変更をしていない人は75%に上りました。

 

この状態はとても危険。というのも、メーカーやモデルによっては、ルーターのデフォルト名が一般に公開されている場合もあり、ハッカーはそれらを使って、どのようなパスワードが設定されているかを簡単に調べ、パスワードを解読できる可能性が高まるのです。

 

セキュリティ管理の専門家は、新しくルーターを使うときは「玄関の鍵を変えるのと同じように、デフォルトで設定されているパスワードを変更すれば、そのネットワークにアクセスできる人が限られる」と述べています。

 

ネットワーク名(SSID)を変更する際は、使用しているルーターのメーカーやモデル、プロバイダーの名前を含まないものに設定し、パスワードについては既存のパスワードを繰り返すようなものや、個人情報を含むものは使わないことが大切です。

 

さらに、ハッカーはセキュリティの脆弱性を利用して侵入を試みるもの。ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートすることも、シンプルですが大切な対策です。最新のものならファームウェアのアップデートは自動で行われますが、古いモデルには手動タイプがあり、そうはいきません。

 

この記事を読んでドキっとしたら、自宅のルーターについて、ぜひチェックしてみてはどうでしょうか?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Is YOUR router at risk? Experts say most wireless internet devices are at risk of cyberattacks – here’s how to check yours. September 30 2024