雑貨・日用品
2019/2/28 17:30

キャッシュレス時代で「スキミング」が増える。電波遮断グッズがブームの予感【トレンド予測のプロが断言】

近年流行る犯罪、スキミング。あなたのクレジットカードなどの情報が抜き出され、不正利用をされてしまうという恐ろしい犯罪です。最近はスマホにも決済情報が内蔵されるようになったため、利便性が高まった反面、隠れたリスクが増大してしまっています。

 

そこで役に立つのが電波遮断グッズ。ポーチなど、小物を少し変えるだけで怖い犯罪から自分を守ることができるのです。トレンド予測のプロである楽天市場のトレンドハンター・清水淳さんによれば、「電波遮断グッズの流行は2019年の大きなトレンドになりそう」とのこと。すでに流通金額にも大きな上昇が起きているそうです。

 

電波遮断グッズが流行る3つの理由

清水さんは、電波遮断グッズが急伸長する理由は3つあると語ります。

 

01.キャッシュレス決済の急拡大

「2018年から急拡大したキャッシュレス決済。すでに流行していたSuicaなどの電子マネーに加え、決済の手段が増えました。それに伴ってスキミングのリスクも大きくなり、対策をするユーザーが多くなっています。」(清水さん)

 

02.スマホの進化

「決済機能を内蔵するスマホが増えてきましたね。一方、スマホに決済機能があるということは、スマホの情報を抜かれると不正決済をされてしまう可能性があるということになります。電波遮断効果のあるスマホポーチを使えば、これを防ぐことができますね。」(清水さん)

 

03.車のリレーアタック対策

「リレーアタックという、車の盗難手段を知っていますか? スマートキーが放つ微弱な電波を犯人キャッチして、それをグループでリレーしながら増幅、車を解錠してしまうのです。電波遮断に対応したキーケースを使えば、その恐怖から逃れることができます。」(清水さん)

 

というわけで今回は、それぞれの目的にマッチした電波遮断グッズを3点紹介します。怖い犯罪から身を守るためにぜひ活用してください!

 

[01]

非接触ICカードの誤作動を防ぎ、スキミングからあなたを守る

 

X-MALL

電磁波干渉防止シート

実売価格640円

 

コンビニや改札などで、非接触ICカード同士が干渉してエラーを起こしたことはありませんか? その干渉を防ぐのがこの電磁波干渉防止シート。非接触ICカードの間に挟むことで、読み取りエラーを防いでくれます。今はICカードの機能を持っているスマホも多いので、スマホケースをカード入れとして使っているならスマホとICカードの間にこれを挟んでおけば、誤作動を回避することができます。

 

本品はもちろん、スキミング防止にも役立ちます。重要な非接触ICカードの外側に本品を差し込んでおけば、他者の不正な読み取りからカードを防御。この電磁波干渉防止シートは、誤作動とスキミングを同時に防いでくれる一石二鳥のアイテムなのです。

 

[02]

スマホの電波を遮断し、様々なシーンで活躍

denpashadanporch

MIRAI

電波遮断携帯圏外ポーチ

実売価格680円

 

外部電波からスマホを遮断するポーチ。決済などの重要機能を持ったスマホを、スキミングから守ります。また、スマホをこのポーチに入れると圏外状態になるため、着信が来ることはありません。そんな本品を活用すれば、映画館や重要な会議中などスマホに着信があって困る場所で電源をオフにせずともスマホの鳴動を防ぐことができます。

 

大きさは19cm×10cmとコンパクトなのでカバンにもさっと入り、厚みも1cm程度とかさばりません。また、外ポケットも装備されているのでカードなどの小物入れとして活用することができます(※外ポケットには電波遮断機能はありません)。

 

[03]

リレーアタックによる車盗難を予防するスマートキーケース

スマートキーケース

バルサ堂

スマートキー 電波遮断ポーチ

実売価格1690円

 

リレーアタックによる盗難から愛車を守る、電波遮断機能を持ったスマートキーケース。20cm×10cmの通常のキーケースと変わらないサイズで持ち運びに便利です。カーボン調の高級感あふれる外見は、おしゃれ志向なユーザーも満足させてくれるでしょう。

 

スマートキーの収納ポケットに加え、もうひとつポケットを装備しており、車のキーに加え家などの鍵も合わせて収納可能です。愛車が盗まれてから後悔しても遅いですが、本品はリーズナブルな価格で安心を買える、と言えるかもしれません(※2つめのポケットには電波遮断機能はありません)。

 

 

【ナビゲータープロフィール】

楽天市場 トレンドハンター

清水淳さん

清水さん

楽天が誇るデータ分析のスペシャリスト。楽天市場内部のデータはもちろん、SNSの投稿、海外の消費動向など外部のデータまでくまなく分析し、将来のトレンドを常に予測している。毎年年末に、「楽天市場ヒット番付」の発表も担当する。