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キッチン用品
2016/11/17 19:00

IHコンロの弱点を解決する夢のフライパンーー「フライングソーサー」を使えば火力への不満も解消!

みなさんのご自宅のコンロはガスですか? それともIHでしょうか? 私の実家では、数年前にIHコンロを導入しました。当初は最新のコンロを導入したこともあり、「キッチンが熱くならなくていい」「掃除がしやすい」と好感触だったのですが、先日実家に帰ったときに状況が一変。「火の元の心配がいらないのはいいけれど、火力が弱くて使いにくい」という愚痴を耳にしました。

 

このように、IHユーザーの不満を聞いたことがある人は少なくないはず。そこで今回は、ガスコンロに戻すことなくIHコンロの不満を改善する方法をご紹介します。まずはIHユーザーがどんなところに不満を感じているのかを確認しておきましょう。

 

【調査概要】
調査名:シニアのIHクッキングヒーター使用に関する調査
調査対象:IHクッキングヒーターを使用している60歳以上の人(独立して生活している人限定) 男女計331名、60歳以上の親御さんがご健在の30~50代の人 男女計336名
調査期間:2016年8月5日(金)~8日(月)
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

 

ユーザーの4割がIHコンロに不満を感じている

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その理由は、「IHコンロ対応商品しか使えない」という声にはじまり、「フライパンを振るときにスイッチが切れてしまう」「火力が低く感じる」「食材全体に火が通りにくい」といった調理能力への不満に集中。私の実家でも「お湯が沸くのに時間がかかるし、フライパンをあおると止まるから困る」という話になっていました。

 

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↑ガスコンロでは不便に感じることが少ない火力に対する不満が集中

 

とはいえ、火の元の心配から解放されるというメリットが調理能力への不満に勝っているため、使い続けているそうです。このように「仕方なくIHコンロを使っている」「戻せるものならガスコンロに戻したい」と思っている人は多いのではないでしょうか。

 

そもそも、どうしてIHコンロだと「火力が低い」「食材全体に火が通りにくい」と感じるのでしょうか。それは、一般的なIH調理器具のほとんどが、鍋の底面だけが発熱素材で作られていて、底面からしか加熱ができないから。そのため、火力で包んで加熱するガスコンロに比べ、熱が弱くなってしまうのです。鍋肌の熱を使って加熱する炒め料理では特にその弱点が目立ってしまいます。

 

IHに“最適化”された調理器具が登場!

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↑Flying Saucerの「深型フライパン」

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つまり、底面以外も発熱する鍋に切り替えれば、これらの問題は解決するのです。例えば、キッチン用品専門ブランド「Flying Saucer(フライングソーサー)」の深型フライパンがそれにあたります。このフライパンは、IHで発熱するステンレス素材をフライパンの底だけでなく側面にも使用しているので、側面からも加熱することが可能です。

 

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実際に、フライパンの側面にごはんを押し付けると、写真の通りおこげを作ることができました。これは、側面が加熱されている証拠。鍋全体から加熱をしているので食材にムラなく火が通ります。また、調理中も火力が低いとは感じませんでした。

 

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実はこの商品、「フライパン」という名前が付いていますが、本来はIHコンロでも使える中華鍋として考案されたもの。中華鍋の大きさと重さのまま底面を平らにすることで、IHコンロでも使えるようになったのです。中華鍋のずっしりとした重さなので、フライパンを支えずに両手で中身をかき混ぜても、フライパン本体が動いてしまうことはありません。

 

さらに、料理のしやすい鍋の深さや形状を徹底的に考えられているので、置いたままでも食材をかき混ぜやすくなっています。つまり、両手でしっかり混ぜることができるので、フライパンをあおる必要がないということ。「持ち上げずに調理をできるよう特化させる」という逆転の発想により、「フライパンをあおれない」というIHコンロのもうひとつの弱点も克服しているのです。

↑Flying Saucerから発売されているシリコン製のクッキングスプーンとスパチュラ
↑Flying Saucerから発売されているシリコン製のクッキングスプーンとスパチュラ

 

ちなみに、かき混ぜるときに使うキッチンツールは、シリコンなど金属製以外のものがおすすめです。そうすれば、鍋肌表面のフッ素樹脂コーティングを傷つけないため、フライパンが長持ちしますよ。とはいえ、どんなに大切に使っても長く使用すればいずれは、コーティングも剥がれてしまいます。

 

そんなときのためにFlying Saucerでは、有償で再コーティングを行ってくれます。コーティングだけでなく外側のステンレス部分もピカピカに磨いて届けてくれるとのこと。ものを長く大切に使いたい方にはうれしいサービスですよね。

 

Flying Saucerを使ってみました!

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今回紹介する深型フライパンには、27cmと30cmの2種類があります。個人的には30cmのタイプがおすすめ。というのも、実際に30cmタイプのフライパンを使ってみて「ここがすごい!」と思ったポイントがいくつもあったんです!

 

その1)パスタや野菜もすぐに調理できる!

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フライパンで茹でものができるのもFlying Saucerの特徴。深さが約9cmもあるので、お湯を沸かしてそのなかで食材を茹でられちゃうんです。しかも大口径なので、パスタは折らずに青菜類も切らなくてOK。深めの鍋で直径30cmのものってあまりないので、貴重な調理器具ですよね。

 

その2)女性にはうれしい小さな持ち手付き!

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茹でものをしたあとは、フライパンについている小さな持ち手が威力を発揮します。この持ち手とフライパン自体の持ち手をつかめば、簡単にお湯を捨てることができるんです。片手で重いフライパンをひっくり返すのって女性には大変ですもんね。

 

その3)炒め物や揚げ物もできる汎用性の高さ

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IHで使える中華鍋というだけあって、炒め物はもちろん、揚げ物や煮込み料理にも対応しています。IHコンロのデメリットを克服したい方はもちろん、IHコンロに変えたばかりでIH対応鍋の購入を検討しているという方にも、このフライパンはおすすめ。とても汎用性が高いフライパンなので、ひとつであるだけで重宝しますよ。

 

一度IHコンロに切り替えてしまるとガスコンロに戻すのは大掛かり。さらにオール電化にしてしまった家庭は、ガスの配管からやり直さなければならなくなるので、費用もかさみます。それに火の元の安全やお手入れの楽チンさも考えると、IHコンロはもっと注目を浴びてもいいはず。せっかくIHコンロを導入したのであれば、調理器具を見直すことでデメリットを改善してはいかがでしょうか。

 

【URL】

フライングソーサー http://www.flyingsaucer.co.jp/products/wok.php