和光とセイコータイムクリエーションは、銀座四丁目のセイコーハウス(旧・和光本館)1階入口に設置している大型からくり時計「からくり時計 セイコー 輪舞(ロンド)」と同仕様のモデルを「デコール セイコー からくり時計 輪舞(ロンド)」と銘打ち2024年10月2日より受注を開始することを発表。
この輪舞(ロンド)はセイコータイムクリエーションが、家庭用から屋外に設置する大型モデルに至るまで、多くのからくり時計を手掛ける中で培ってきた技術・ノウハウを結集して仕上げたといいます。本製品は銀座・和光でのみ受注する限定品で、標準小売価格は1億5000万円(税別)。受注生産品として注文後、約10か月後の納品となります。
テーマは「歯車の冒険」。受注生産で1点ずつ製作
昔ながらの機械式時計の中の世界を歯車が駆け巡る「歯車の冒険」をテーマにパフォーマンスが繰り広げられます。その歯車が駆け巡るのはクロックの機構に関連する部品を使った3つのパートで構成。その3つは「ハンマーの海」「振り子の林」「重錘の波」という世界を作り上げ、クロックの中で重要な役割を果たす大切な部品を使った造形が作り上げられています。
その動作は設定時刻の約1分前のファンファーレから始まり、合計7体の人形たちが音楽とともにレバーを回して歯車を導きます。歯車はレールの上を、機械式の時計のメカニズムをモチーフにしたハンマーや振り子、重錘の仕掛けの脇を駆け抜けます。最後に時計内部に収納されると、文字板がゆっくりと開き、時の訪れを告げます。
ゴールドとシルバーを基調にした重厚な雰囲気の中に、華やかさを添えるガラスのパーツはセイコーグループとの関係を持つオハラ製の光学ガラスを使用。透明度が高く、非常に優れた光学性能からスペースシャトルの窓ガラスにも採用された素材です。
精巧で複雑なパフォーマンスを実現する2000個を超える部品の多くは専用設計されており、1点ずつ熟練した職人の手により、組み立て、調整がほどこされます。1億5000万円と豪邸が建つ金額で、購入できる方は少ないはず……ですが、ぜひ一瞬でも家に置いたシーンをイメージしてはいかがでしょうか。
<特別仕様>
・パフォーマンス時の音楽は指定の音源を使用可能(※1)。
・7体の人形の内、1体はオリジナルの造形に変更可能(※2)。
※1 著作権等の確認をできた音楽のみを使用することになります
※2 からくりの機構に支障のない造作となります
品番:AZ525A
希望小売価格:1億6500万円(本体1億5000万円)
サイズ:高さ163.7✕幅180×奥行き75cm(台座部分を含む)
重量:約320kg
時計部機械体:電波修正式クオーツ
時間精度:平均月差±20秒(気温5℃~35℃で使用した場合/電波修正による時刻修正を行わない場合)発売日:2024年10月2日
◎風雨の影響のない室内設置専用品です。