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2016/7/30 13:00

粉雪食感&ジェラート風の絶品かき氷が作れる! ドウシシャの電動かき氷器を買うべき理由

7月29日には東北地方が梅雨明けしたとみられ、いよいよ日本全国に本格的な夏がやってきます。今後は厳しい暑さが続く見込み。今回は、そんなときもっとも身体が欲するもの、「かき氷」をおいしくカンタンに作れるドウシシャのアイテムを取り上げます。レポートしてくれるのは、こってりレビューでおなじみ、倉本 春さん。倉本さんによると、本機で作ったマンゴーかき氷やチョコレートかき氷、いちご練乳風のかき氷が絶品らしいですよ!

 

フワフワのかき氷を再現できるというのは本当か?

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夏といえば、やはり外せないのが、かき氷。天然氷を使用した「昔ながらのかき氷」から、味付きの氷を削ったフワフワ系の「台湾系かき氷」など、バリエーションも増えてきています。ただ、面倒なのが、人気のかき氷店は食べるまでに1時間待ちもザラということ。そんなに待つくらいなら、お店の味をカンペキに再現できずとも、家でカンタンにかき氷が作れたほうがいい……。

 

そんな需要を受けてか、今年はドウシシャから「電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-16BK」(実売価格6980円。以下、DTY-16BK)が発売されました。なんと、このかき氷器を使えば、店で食べるようなフワフワのかき氷の味を再現できるといいます。

 

↑電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-16BKと付属の専用氷カップ
↑電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-16BKと付属の専用氷カップ

 

味付け次第で可能性は無限大!

まずは、基本の「かき氷」を作ってみましょう。DTY-16BKでかき氷を作る場合は、まず付属の製氷カップで専用サイズの氷を作る必要があります。氷カップは2個付属していますが、1個の大きさは幅80×高さ50mmほどの手のひらサイズです。我が家では直径11cmほどの小さめのガラス椀に氷を削りましたが、ひとつの氷でこの椀に山盛り2杯、つまり約2人前ほどのかき氷が作れました。1個の氷で作れる量は多くないため、子どもが多い家庭や、パーティーなどで大人数にかき氷を提供したい場合は、氷を作り置きし、ラップなどで包んで冷凍庫にためておく必要がありそうです。

 

また、味付きの氷からもかき氷が作れるのもうれしいポイント。ジュースやチョコシロップ、コンデンスミルクなどでアレンジした氷を作れば「かき氷シロップ」なしでもおいしい味付きかき氷が楽しめます。

↑専用の氷カップは直径8cmの手のひらサイズ。裏に十字のスリットがついているので、カチコチに凍った氷もすぐに取り出せます。蓋つきなので冷凍庫の匂いなどが移りにくいのもうれしいですね
↑専用の氷カップは直径8cmの手のひらサイズ。裏に十字のスリットがついているので、カチコチに凍った氷もすぐに取り出せます。蓋つきなので冷凍庫の匂いなどが移りにくいのもうれしいですね

 

↑ひとつの氷で、直径11cmの写真の器で2杯ほどのかき氷が作れました
↑ひとつの氷で、直径11cmの写真の器で2杯ぶんほどのかき氷が作れました

 

↑専用カップは2個付属しますが、大量にかき氷を作りたい場合や、いろいろな味を楽しみたい場合は、数日かけて氷を作り置きしておきます。氷に霜がつくと削りにくくなるので、長期の冷凍保存には向きませんが、我が家では2週間くらいは問題ありませんでした
↑専用カップは2個付属しますが、大量にかき氷を作りたい場合や、いろいろな味を楽しみたい場合は、数日かけて氷を作り置きしておきます。氷に霜がつくと削りにくくなるので、長期の冷凍保存には向きませんが、我が家では2週間くらいは問題ありませんでした

 

電動なのでハンドル操作なしでどんどん削れる!

氷の準備さえできれば、あとはカンタン。本体内部の「氷ケース」に氷を入れ、本体上部のボタンをグッと押すだけです。電動なので、面倒なハンドル操作もいらず力のない子どもでも、どんどん氷が削れます。ただ、ひとつ気を付けたいのが「刃」の調整。実はDTY-16BKの氷ケース下部には、刃の高さを調整できるネジがあります。そして、このネジを反時計回りにまわすと「細かい」、時計まわりに回すと「粗い」氷まで削れます。ただし、「フワフワが食べたいから」と最大限に「細かい」調整にしてしまうと、ほとんどの場合は氷が空回りして削れません。このため「できるだけ細かい氷」を削るには、「細かい」の設定で氷を空回りさせつつ、ネジを時計回りに動かして、氷が削れるまで刃を調整する必要があります。

 

ちなみに、一番「粗い」設定で氷を削ったところ、ガリガリ・ジャリジャリとした食感の砂利のような氷の粒のかき氷ができました。この「ガリガリ感」は、子供のころにお母さんが自宅で作ってくれた「かき氷」の味そのものです。

 

スキー場の新雪のような不思議な食感が楽しめる

そして、DTY-16BKのウリでもある「細かい」設定では、より細かな氷が削れました。こちらは鰹節のように薄い繊維状に削れているお店の氷とは違い、とにかく空気を含んでフワフワ!  食べてみると、まるでスキー場の新雪のような空気を含んだ細かな氷が味わえます。たくさんの氷を一度に口の中に含むと、氷同士が固まって雪玉のようになるのが特徴。ガリガリ感はまったくなく、従来の家庭のかき氷とも、お店のかき氷とも違う、不思議な食感を楽しめました。

↑本体上部を外した場所にある、「氷ケース」に氷を入れ、本体をもとに戻します。本体上部にはトゲのついた「スパイクベース」(写真左)があり、ここで氷をしっかり押さえて回転させます
↑本体上部を外した場所にある「氷ケース」に氷を入れ、本体をもとに戻します。本体上部にはトゲのついた「スパイクベース」(写真左)があり、これで上から氷をしっかり押さえて回転させます

 

本体上部にあるボタンを押せば、自動的にかき氷が削られて出てきます。手動式ではないので、力のない子どもでも安心です
↑本体上部にあるボタンを押せば、自動的にかき氷が削られて出てきます。手動式ではないので、力のない子どもでも安心です

 

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↑↑氷ケースの底には刃があり(上写真)、氷が回転することで削られます。氷ケース裏側にはネジ(下写真)があり、このネジで氷の細かさを調整できます
↑氷ケースの底には刃があり(上写真)、氷が回転することで削られます。氷ケース裏側にはネジ(下写真)があり、このネジで氷の細かさを調整できます

 

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↑可能な限り細かく削った氷(上写真上)と、粗い氷(下写真)。細かな氷はパウダー状なのに対し、粗い氷には破片のような粒状の氷が見えます
↑可能な限り細かく削った氷(上写真上)と、粗い氷(下写真)。細かな氷はパウダー状なのに対し、粗い氷には破片のような粒状の氷が見えます

 

マンゴー氷は濃厚で贅沢な味に仕上がった

前述したように、DTY-16BKでは味付きのかき氷も調理可能です。本体に付属する「アレンジレシピ」には、台湾風のマンゴー氷や、チョコレート氷などの作り方も掲載されています。

 

このマンゴー氷やチョコレート氷はとにかく絶品! 特にマンゴー氷は濃厚で贅沢な味でした。自宅で作ったので、材料費は200円ほどでしたが、店で食べたら1000円近くはとられそうな味です! 食感は、氷というよりはシャーベット、あるいはジェラートのような印象でした。
ちなみに、最初にマンゴー氷をレシピ通りの分量を守らずに作ったところ、マンゴーが濃厚すぎて氷が柔らかすぎたのか、削った氷が詰まる事態に。特に粘度のある食材を使用するときは、しっかりレシピを守りましょう。

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↑マンゴー氷は絶品!  食感は滑らかなシャーベットに近いものでした
↑マンゴー氷は絶品!  食感は滑らかなシャーベットに近いものでした

 

↑チョコレート氷は、薄い板状にしゅるしゅる削れて見た目も面白い!  こちらもかき氷というより、濃厚で滑らかなジェラートに似ています

↑チョコレート氷は、薄い板状にしゅるしゅる削れて見た目も面白い(上写真)!  こちらもかき氷というより、濃厚で滑らかなジェラートのような食感でした
↑チョコレート氷は、薄い板状にしゅるしゅる削れて見た目も面白い(上写真)!  こちらもかき氷というより、濃厚で滑らかなジェラートのような食感でした

 

ちなみに、付属レシピにはなかったものの、去年から人気の兆しがでてきた「そのままイチゴミルク」も作ってみました。これは、丸ごとの生イチゴとコンデンスミルク、牛乳を凍らせたものを、そのまま削るという豪快なかき氷です。ミルクの白い氷に、ところどころイチゴの果肉が混じり、見た目にも華やか。食べてみると、ミルク部分の甘みに、イチゴの爽やかな酸味が混じって、いくら食べても飽きません!

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↑「そのままイチゴミルク」の氷。イチゴのフレッシュな酸味と、コンデンスミルクの濃厚な甘さがたまりません
↑「そのままイチゴミルク」の氷(上写真)。完成品(下写真)は、イチゴのフレッシュな酸味と、コンデンスミルクの濃厚な甘さがたまりません!

 

↑一番「粗い」設定で削った氷に刺身やそうめんをのせるといったアレンジもできます。食材を冷たいまま食べられるほか、見た目もひんやりと涼し気で夏にピッタリです
↑一番「粗い」設定で削った氷に刺身やそうめんをのせるといったアレンジもできます。食材を冷たいまま食べられるほか、見た目もひんやりと涼し気で夏にピッタリです

 

汚れるパーツはすべて水洗いできるのがうれしい!

DTY-16BKは、ほとんどのパーツが水洗いできます。洗えないのは、モーターを搭載した本体パーツのみ。氷が直接触れる氷ケースやインナーリング、スパイクベースなどは、すべて分解して洗うことができます。マンゴーやチョコレートなどの濃い味の氷を削ったあとはベタベタするので、これはうれしいポイントですね。

↑モーターを搭載した本体は水洗いできませんが、それ以外のパーツは水洗い可能です。氷を抑えるスパイクベースも、簡単に取り外すことができます
↑モーターを搭載した本体は水洗いできませんが、それ以外のパーツは水洗い可能です。氷を抑えるスパイクベースも、簡単に取り外すことができます

 

色々と試行錯誤が楽しめてコスパも高い!

DTY-16BKで作ったかき氷は、さすがに「お店の味」とはいきませんでしたが、フワフワの食感はなかなかのもの!  しかも、あらかじめ氷を用意しておけば、いつでも好きな量、好きな味のかき氷が楽しめというのも魅力的でした。また、基本的には食材を凍らせるだけなので、オリジナルレシピをカンタンに試行錯誤できるのも面白いです。電動で手軽な操作感ながら、実売価格が7000円前後とコストパフォーマンスが良い点も見逃せません。この夏、オススメの一台です!

【URL】

ドウシシャ https://www.doshisha.co.jp/