家電
2016/4/15 17:39

気分はバリスタ! デロンギの手動エスプレッソマシンが教えてくれる本物の味

イタリア生まれの「デロンギ」はヒーターやキッチン家電で有名ですが、高い機能に加えお国柄を表したかのようなオシャレなデザインも魅力です。そんな同社のお家芸的な商品といえば、エスプレッソ・カプチーノメーカー。エスプレッソ発祥の国イタリアならではの、濃密な一杯を作れるのが特徴です。

 

4月15日発売の“スリムすぎる”エスプレッソメーカーとは?

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シンプル設計のエントリーモデルから、豆挽き~コーヒー抽出を全自動でやってくれるハイエンドタイプまで豊富なバリエーションがそろっていますが、4月15日に手動式のカテゴリから新作が登場します。最大の特徴は、横幅15cmというコンパクトなデザイン。今回はその実物をいち早く体験できるコーヒー講座に参加してきました。

 

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会場に着くと、早速新作とご対面。カラーはメタルシルバー、ブラック、レッドの3色があり、本当に驚くほど細身。光沢感があり、全体的にスタイリッシュな印象です。

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プロのマシンと同じポンプ式で、抽出時には9気圧(ポンプ圧15気圧)を実現。また高性能なサーモスタットを内蔵し、抽出時の給湯温度はいちばんおいしいとされる90℃(コップに注ぐと60℃後半~70℃)に設定されます。デザインだけでなく、機能的にも申し分ありません。

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講師を担当してくれるのは広尾でイタリアンバール「ピエトレ・プレツィオーゼ」を営むバリスタの阿部圭介さん。阿部さんは、日本バリスタ協会公認のインストラクターでもあります。手動で豆を挽くところからレクチャーがスタートしました。

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新商品の名称は「デディカ」で、型番はEC680、希望小売価格は5万1624円。いざ目の前にすると、15cmよりもっとスリムなのでは? と思えるほどコンパクトです。そこで実際に測ってみると、最も横幅のある底の部分が15cmでそこから上部は底の横幅よりも短いので、メインとなる本体は15cm以下です。

 

手動ならではのおいしく淹れるコツとは?

まずはエスプレッソ作りに挑戦。濃く抽出するエスプレッソ用に細かく挽かれた豆の粉を、ホルダーに装着したフィルターに敷き詰めます。このときに大事なのは、盛ったパウダーの表面を均一にならしていくこと。ホルダーの縁をトントンと叩くことで、次に行うタンピング(タンパーという専用のプレッサーで圧をかける)時にまんべんなく力がかかりやすくなるのだとか。

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タンピングには力を入れるものの、パウダーの量や細かさによって調節が必要。力を入れすぎると詰まり過ぎて液体そのものが出ず、逆に弱いと水っぽくて薄いエスプレッソになってしまいます。

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また、ホルダーの縁に粉が付いているとそこから圧が逃げてしまうため、残さず取り除きます。同様に、ホルダーは右に回せるところまで回して、しっかりとセットすることがポイント。

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全自動のマシンの場合これらの所作は不要ですが、逆にマニュアルギアのクルマのようなアナログ感があり、それが手動ならではの魅力でもあります。デディカのボタンはシンプルで、「1杯分」、「2杯分」、「(ミルクフォーム用の)スチーム」の3種類のみです。ここでは1杯分のボタンをポチリ。すると、トロリとしたエスプレッソが出てきました! 以下の動画に収めたのでご覧ください。

 

ミルクフォームがクリーミーでラテアートが簡単にできる!20160415-s1-(13)

味はもちろん、お店で飲むエスプレッソと変わらない深みやコクがあって美味。続いて、コーヒーパウダーを詰める所作が不要となるカフェポッドで抽出してみました。これはすでにタンピングされた粉が入ったもので、デディカには「1杯用」と「2杯用」に加え「カフェポッド用」の3種のフィルターが付いています。

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袋から取り出して専用フィルターにセットするだけなので、きわめて簡単。失敗することなく気軽にエスプレッソやカプチーノを楽しみたい人には、カフェポッドがオススメといえるでしょう。

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続いてはカプチーノに挑戦。肝になるのはミルクフォームのきめ細かさで、そのためのコツを教えてもらいました。

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クリーミーにするコツは、冷たいミルクをスピーディに温めること。そのためには陶器のマグより熱伝導率が高い、鉄製のジャグが必須とか。また、泡立ったミルクをなじませるために机の上などでトントンとやる際に、器が割れないようにというのも鉄製にする理由です。

 

こうして作ったミルクフォームは素晴らしい仕上がりに。こちらも動画があるのでぜひご覧ください。

 

この後、ラテアートにチャレンジしたり「スフォリアテッラ」というナポリ伝統の焼き菓子と食べ合わせたり、全自動メーカーの話を聞いたりと非常に充実した時間を過ごさせてもらいました。気分はもうバリスタです。

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↑ラテアートは意外と簡単に描けました。おそらくミルクフォームがクリーミーだからでしょう

 

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↑「マツコの知らない世界」で絶賛されたというスフォリアテッラ。生地がサクサクで、中には濃厚なカスタードがたっぷり!

 

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↑デロンギ最高峰の全自動エスプレッソマシン「プリマドンナXS」。希望小売価格は25万9200円という高級品ですが、その実力は一流バリスタと同等です

 

なお、「プリマドンナXS」などの同社製全自動マシンは、有楽町の「デロンギ・ジャパンショールーム」で開催される試飲会で触れることができます。試飲会は、世界的なエスプレッソの日である4月16日から7月17日までの土日に開催。エスプレッソをはじめ、カプチーノやカフェラテも楽しめるというこのイベントは予約も不要なうえ、何と無料! 興味がある人はこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか!

 

【試飲会DATA】

デロンギ・ジャパンショールーム

住所:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル2階

アクセス:JRほか「有楽町駅」中央西口徒歩1分

開催日時:2016年4月16日~7月17日の土日(13:00~17:00)

※13:00~14:00は、すでに全自動エスプレッソマシンを購入している人の相談時間

 

【URL】
デロンギ http://barista.delonghi.co.jp/

試飲会情報 http://barista.delonghi.co.jp/shop/

ピエトレ・プレツィオーゼ http://www.pietrepreziose.jp/