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2018/7/18 19:30

渋谷の街で不可能なミッションに挑戦! 「新感覚ARイベント」に参加してみた

7月13日って、ミッション:インポッシブルの主人公である「イーサン・ハントの日」って知っていました? 13だからイーサンって語呂合わせなんですけど、これって日本でしか通用しませんよね。まあ、そんなことは些細なことで、そのイーサン・ハントの日に、渋谷で「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(8月3日全国ロードショー)の公開を記念した大規模なイベント“渋谷フォールアウト”が催されました。

 

渋谷フォールアウトは、約150人の参加者が、イーサン・ハントが所属する米国諜報機関の特殊作戦部IMF極東支部の諜報員の一員となって、渋谷の街に仕掛けられた時限装置の解除を行うイベントです。11時、14時、17時開始の3回の公演が用意されており、それぞれの回で150名もの諜報員が参加しました。

↑各回150人が参加

 

参加者はスマートフォンと専用イヤホン、サングラス、ベストが貸し出され、スマホから聞こえる指令に沿って行動します。イヤホンは、音楽を聴きながら周囲の音も聴くことができる“ながら聴き”に適したambieのワイヤードイヤホンを使用。装着しながら街中を歩いても危なくありません。

↑IMF極東支部の諜報員となるべく、某有名スマホにそっくりな専用端末とサングラス、イヤホン、ベストが渡されました

 

↑端末に諜報員の情報として顔写真とコードネームを入力します。これで晴れて諜報員になれました

 

渋谷の街に仕掛けられた時限装置を解除せよ

渋谷の街には100箇所以上に時限装置が仕掛けられており、スマホを近づけることで解除することができるという設定。複数のスマホをかざすことで、解除速度があがるので、仲間との協力が指令クリアの鍵となります。

↑参加した女性諜報員の方も意気揚々です

 

↑ちなみに筆者も参加しました。黒い帽子かぶってくればよかったなぁ

 

↑時限装置の解除に向かう諜報員たち。イーサン・ハントとは似ても似つかぬ目立ちっぷりです。同じエージェントでも、「マトリックス」のエージェント・スミス的な印象

 

街を歩いていると、イーサン・ハントと一緒に活動しているベンジー・ダンから絶えず指令が届きます。近くに時限装置があるとか、傭兵が近づいてくるとか。これはスマホの位置情報からさまさまな音声が届くようになっており、いわゆる音声によるARといえるシステムです。

 

↑アドアーズのデジタルサイネージには、ベンジー・ダンによるメッセージが流れていました

 

また、敵であるテロリストもただ黙って、時限装置を解除されるのを見ているのではなく、諜報員の邪魔をする傭兵も存在します。傭兵に捕まってしまうと、イベントの参加資格が剥奪されてしまうので、傭兵に捕まらないように気をつけながら、時間内に時限装置を解除しなくてはならないわけです。

↑傭兵が近くにいると、ベンジーの警告の知らせとともに、スマホが一時的に時限装置の解除ができなくなってしまいます

 

↑傭兵が辺りを徘徊しています。捕まってしまうとそこでゲーム終了です

さらに制限時間も設定されており、1時間以内にクリアしないと、ミッションは失敗となってしまいます。「ミッション・インポッシブル」にふさわしい内容なのではないでしょうか。

 

仲間と協力しながらミッションを攻略

さっそく自動販売機の下に時限装置を仲間の諜報員が発見。すでに解除が終わりそうなので、ほかの解除装置へ向かいます。

 

すぐ近くに別の時限装置を発見しました。仲間と協力して解除に当たります。スマホを近づけると解除モードに入るので、画面をタップして解除開始。

↑時限装置の解除を開始

 

↑見事に成功しました!

 

その後、傭兵が近くにいるという連絡に警戒しつつ移動していましたが、いきなり画面が「MISSION FAILED」に。なんと、傭兵に捕まってしまいました。残念ながらここでゲーム終了。あとは他の仲間に託します。

↑傭兵に捕まってしまうとそこで終了です

 

最後の時限装置は他の時限装置すべてを解除しないと解除できないようになっています。最後の時限装置のある場所に諜報員が続々集まります。

↑最後の次元装置に集結する諜報員たち

 

無事解除に成功! ミッション・コンプリート!11時の回は残念ながら、ミッションクリアとなりませんでしたが、14時の回と17時の回では、見事ミッションクリア。

↑無事すべての時限装置を解除してミッション・コンプリート

 

↑ミッションを達成して記念撮影。みなさまお疲れさまでした

 

筆者が参加した17時の回には、「ポケモンGO」や「Ingress」などARゲームアプリを開発したナイアンティックのスタッフも参加していました。暑いなかお疲れ様でした!

↑ナイアンティックのスタッフの方々

 

渋谷の街を広域に使って、150人もの大人数で行ったイベントは、思いのほか楽しめ、ほぼ初顔合わせの参加者もゲームに参加しているという共通項により、気軽に話をしながら、協力しあっていたのも、良い体験ではないでしょうか。

 

渋谷のような雑多な街でやったからこその面白さがありましたけど、定期的に行うには許可とかいろいろ大変そうな感じではあります。でも、ARイベントとしては完成度が高く、かなり楽しめたので、また開催して欲しいところです。