「キャサリン」という本名ではなく、「キャシー」というニックネームで飛行機のチケットを予約したところ、航空会社から数十万円も請求された。そんな経験談を明かした人物が米国にいます。いったい何が起きたのでしょうか?
大手掲示板のRedditでそのエピソードは明かされました。夫を名乗る男性が、妻との旅行での経験について投稿したのです。
その内容によると、この夫婦は初めて国際線を使った旅行を計画しました。妻の本名は「キャサリン」ですが、普段は周りから「キャシー」と呼ばれており、米デルタ航空の飛行機のチケットもキャシーの名前で予約したのです。
しかし、チェックイン時にパスポート情報を入力する場面で、パスポートに記載された名前と航空券の名前が合致しなかったため、エラーのアラートが出てしまいました。
慌ててデルタ航空に電話すると、「チケットをキャンセルして、正しい名前で再度チケットを購入しなければならない」と言われてしまったのです。その金額は、驚きの1万8000ドル(約280万円※)。国際線での利用で、フライト直前の正規料金だったためか、これだけの高額が提示されたのでしょう。
※1ドル=約156円で換算(2024年11月15日現在)
航空会社にさらに交渉したところ、予約したチケットの名前変更が可能で、その手数料として2389.32ドル(約37万円)が提示されたそうです。この夫婦にはそれ以外の選択肢がなかったため、結局その手数料を払って名前を変更し、旅行に行ったそうです。
ただし、この夫はその後Redditにこのエピソードを投稿して、「航空会社からの過剰請求ではなかったのか?」と人々に問いかけたのです。しかも、妻はデルタ航空の会員になっていて、その会員の名前は「キャシー」で登録されているため、航空券を予約するときはその名前が自動的に入力されたというのです。
驚くことに、この投稿に対して同じような体験をした人から多くの反応があり、「無料で変更してもらった」「フライトの6週間前に発覚して600ドルかかった」などのコメントが寄せられました。
航空会社によって対応はさまざまのようですが、やはり航空券は名前を間違えることなく、パスポートに記載されたのと同じ名前で予約するべきということでしょう。
【主な参考記事】
Daily Mail. Passenger reveals she was charged $2,300 because she used her nickname when booking flight. November 11 2024