パナソニックは、ダウンジャケットの洗濯に対応したドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129E」を含む計7機種を、2025年10月上旬に発売します。

記事のポイント
これまで洗濯機では洗いにくかったダウンジャケットの専用コースを新たに搭載。やさしく洗いながら、中わたの片寄りも防ぎます。
パナソニックによれば、近年のドラム式の市場傾向は、「洗浄力」と「乾燥性能」重視に加えて、衣類を特化したコース(「タオルコース」、「はっ水回復コース」など)にも関心が高く、特に後者を搭載した機種は「アウトドアウェアもお手入れできる点」が好評で洗濯乾燥機の用途拡大にもつながっているとのこと。
本製品は、その進化形として新たに開発した「ダウンジャケットコース」を搭載。「ザ・ノース・フェイス」など多くのブランドを展開するアウトドアアパレルメーカーのゴールドウインの監修のもと、ダウンジャケットの素材に適した洗い方を実現しています。

一般的にダウンジャケットを洗う際は、羽毛が千切れないように優しく洗い、洗剤などが残らないように十分なすすぎをおこなうことが大切です。
そのため、時間あたりの流量を約60%に抑えたシャワーと、槽は回転させずに揺らすようなゆっくりとした動きで中わたの片寄りを防ぎながらも、濃密泡で汚れを包んで浮かす「スゴ落ち泡洗浄」の技術応用により、優しい洗い方でも「皮脂汚れ」や「泥汚れ」、「ファンデーション汚れ」などを綺麗に落とします。
また、低振動設計技術も応用し、中わたの片寄りを防ぎながらも十分なすすぎと脱水を行います。

さらに、電気代の高騰などにより省エネ性能の関心が高まるなか、ヒートポンプユニットのコンプレッサー制御システムを改良して効率化を図り、洗濯~乾燥までのスピーディーな運転時間は維持しつつ消費電力量を従来比約10%削減しています。
このほか、花王と共同開発した「汚れはがし剤」対象コースを拡大。「毛布コース」「ナイトコース」でも汚れはがし剤を使った洗濯ができるようになりました。