現代人の「疲れ」は、もはや一時的なものではありません。忙しさや情報過多、人間関係のストレスなど、私たちの生活は絶えず心身に負荷をかけ続けています。特に近年では、慢性的な疲労感や不調を抱えながらも、それを「当たり前」として見過ごしている人が少なくありません。
今回は、疲れた現代人をサポートする「リフ活」家電を提唱しているパナソニックが開催した、「リフ活」セミナーに参加することができたので、そのレポートをお届けします。日ごろ疲れが取れないと感じている人は、ぜひ参考にしてください。

疲れた現代人に必要なのは“コンディショニング”
全国10万人規模の疲労状況調査(※)の結果によると、高頻度で疲労を感じる人が過去最大となっています。特に、20代、30代の若い女性に疲労度が高く、男女ともに肩こりや疲れやすさ、不眠や胃腸の不調を認識している人が多くなっています。
※一般財団法人 日本リカバリー協会「日本の疲労状況2025」 全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)を対象にした調査。
また、日常生活にもっと取り入れたいこととして、健康のために十分な睡眠や休息、バランスの取れた食事、定期的な運動など、基本的なことに取り組みたい人が多いことが判明。こうした需要を受けて、国内のヘルスケア市場も拡大を続けており、2050年には市場規模が59.7兆円にまで伸びると予測されています。
獨協医科大学で健康スポーツ科学の講師を務める枝 伸彦さんは、効果的なセルフケアを行うために、アスリートのコンディショニングから学ぶことを推奨しています。

アスリートのコンディショニングとは、ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因を、ある目的に向かって望ましい状況に整えることを意味します。このコンディショニング理論は、アスリートではない一般の人にも有用で、自身のウェルビーイングのためにコンディショニングを取り入れることが重要としています。
私たちの身体は、体温や血糖値などの生体内部環境を一定に保とうとする「恒常性維持」(ホメオスタシス)という仕組みを備えています。外部環境の変化や精神的・肉体的ストレス、運動、感染症などのストレッサーによって恒常性が乱されると、自律神経系、内分泌系、免疫系という3つの生体システムが相互に作用し、体内環境を元の状態に戻そうと働きます。このストレッサーのコントロールが、コンディショニングには重要とされています。
アスリートではない一般の人が手軽に行えるコンディショニングの一例として、「ヨガやマッサージ」「アロマ」「腸活」が挙げられました。これらはいずれも手軽かつ短時間で実施でき、一人でも行えるのが特徴です。
例えば、ヨガをすると副交感神経活動が活発になり、リラクゼーション効果をもたらすことが確認されています。また、ヨガやマッサージは運動後の免疫低下からの回復を促進する効果、一部のアロマには嗅ぐだけでストレスを和らげる効果があるとされています。
これらのコンディショニングを継続的に行うことで、日常生活のパフォーマンスを向上させることが期待できます。
手軽にセルフケアする「リフ活」を提唱
今回セミナーを主催したパナソニックでは、2021年11月から「リフ活」(リフレッシュ活動)を提唱しており、自宅で手軽にセルフケアできる「リフ活」家電を発売しています。

その中でも昨年から今年にかけて登場したリフ活家電や、女性の体調をサポートする新サービスなどが紹介されました。こういったリフ活家電を活用することで、より手軽にコンディショニングが行えます。
【紹介された「リフ活」家電】
高周波治療器「コリコランワイド3D」(2025年11月上旬発売予定)
高周波で肩や腰のコリを解消する「コリコラン」シリーズの新モデル。高周波デバイス数が増え、照射面積が従来機の約1.6倍に拡大。さらに、独自の3D形状で立体的にコリを捉えます。軽量・薄型で快適な装着感なので、日常生活の邪魔をせずにコリ治療が可能です。

エアーマッサージャー「はくだけキュッとリフレ」(2024年11月発売)
AIが足のサイズや太さに合わせて適切な圧力を自動で調整。360度包み込む贅沢なマッサージで、足先から太ももまで絞り上げます。夕方に疲れやすい足のために、手軽に使えるフットマッサージャーです。

単機能レンジ「Bistro(ビストロ)NE-FB2D」(2025年9月発売)
あたため機能に特化した単機能レンジ。高精細64眼スピードセンサーを搭載し、最高レベルの温め性能を実現。冷凍・冷蔵の2品同時温めや、ボール調理が可能で、忙しい毎日でも手軽に食事が作れるようにサポートします。

マッサージチェア「リアルプロ カーサライン(EP-MA110)」(2025年12月1日発売予定)
暮らしにフィットするサイズ感とデザインを実現したマッサージチェア。充実したマッサージ機能はそのままに、椅子としてのデザインや素材感を追求しています。モミ玉の繊細な動きで腰まわり、おしり全体をもみほぐし、しつこい腰、おしりの疲れまで楽にします。

体調ナビゲーションサービス「RizMo(リズモ)」(2025年10月10日サービス開始)
専用デバイスをつけて寝るだけで、低温期と高温期の温度と睡眠状態を自動計測。データから、今日の自分の体調や、その原因を表示。先々の生理や不調を予測してくれるので、事前の準備や心構えが可能になります。体調を整えるためのちょっとしたヒントもアドバイスしてくれます。

コンディショニングによりライフパフォーマンスを向上させるためには、自分にあった日常のセルフケアを見つけ、実践することが重要です。パナソニックのリフ活家電の力を借りて、手軽にセルフケアを行ってみてはいかがでしょうか。