昨年の夏、変形してバッテリー駆動し、ミストも噴出する一風変わったモデルを発売して扇風機市場に“新風”を吹き込んだシャークニンジャ。今年も、新しい機構により新しい使い方を提案する製品を発売し、旋風を巻き起こそうとしています。そんなシャークニンジャの新製品2機種を体験してきました。
「なんだこれ!?」が、「これはいい!!」に変わる
1つ目は、初めて見た瞬間に「なんだこれ」と声が漏れた「Shark TURBOBLADE ハイパワータワーファン」。一見するとよくあるスリムタワーファンですが、何かがおかしい。風が出るスリットの部分が、まるで風車のような支柱に支えられていて、今にも回りだしそうです。回転するの?

半分正解でした。プロペラのように自動で回転はしませんが、手動でブレードを垂直(縦)・水平(横)に向きを変えることができます。1人で全身に風を浴びたいときにはブレードは垂直に、複数人で風を送りたいときには水平にする、といった使い方ができます。
さらに、風が吹き出る左右のスリットの向きも手動で変えられるので、ブレードを水平にしながらも風は上下に吹き分けたり、ブレードを垂直にしたときには左右に風を吹き分けるというように、2方向に風を送ることができます。二段ベッドの上下に風を送ったり、ソファに座っている人と床に寝転んでいる人、テーブルの左右に座っている人それぞれに風を送るといった使い方ができます。


ブレードは自動で回転はしませんが、扇風機のように自動首振り機能は搭載しています。首振りの角度は45度、90度、180度の3段階。なお、風量設定は10段階+ブーストモード。


やさしいエアブランケットで熱帯夜も安眠できそう
スリムタワーファンは細いスリットから風を送り出すため、一般的に風の当たりは“固く”なりがち。しかし、TURBOBLADE ハイパワータワーファンはスリットから出た後に風が拡散するよう設計されているため、当たりはやわらかく、ストレスを感じませんでした。
特筆すべきは、「エアブランケット」と名付けられた、人の全身を包み込むような風の流れを作り出せること。
筆者は熱帯夜の寝苦しい夜は、足元の扇風機で自動首振りにして風を身体に送るようにしています。クーラーは身体が冷えすぎるから嫌い。しかし、扇風機が首振りして風が身体から外れると暑くて目が覚めてしまいます。かと言って、首振りを使わず風を身体に当てっぱなしにすると、身体が乾いてストレスが半端ありません。風のあたり過ぎで身体がダルくなっていまいます。どうにもいい塩梅が見つからず、真夏は常に寝不足気味です。
TURBOBLADE ハイパワータワーファンのエアブランケットは、幅の広い風がベールのように身体を上をやさしく通り抜けていきます。言葉にしづらいのですが、ブランケットのように風に包まれている感じで、ストレスを感じません。熱帯夜でも快適に眠れそうです。

これは、実際に体験してみないと分からない感覚だと思うので、ぜひ家電量販店などで体験してみてください。
なお、本機はブラシレスDCモーターを採用しているため、静音性が高いこともベッドルームでの使用に適しているでしょう。また、羽根がないので、小さな子どもやペットを飼っている家庭にもオススメです。
Shark TURBOBLADE ハイパワータワーファンは4月6日の発売で、市場想定価格3万4980円(税込)。
Shark TURBOBLADE ハイパワータワーファン
市場想定価格:3万4980円(税込)
風量設定:10段階、ブーストモード
送風モード数:3種類 (おやすみ、ブースト、リズム)
首振り設定:45/90/180度
タイマー設定:1/2/4/8/12時間
消費電力:90W
サイズ:W250×H1139~1300×D299mm(縦向き設置時)/W802×H798~959×D299mm(横向き設置時)
質量:約6.5kg
ファン+ドライミスト+ペルチェプレートの三位一体
新製品2つめは、シャークニンジャ初のハンディファン「Shark ChillPill パーソナルクーリングファン」。双眼鏡のような独特の形状で、一見するとどうやって使ったらよいのか分かりませんが、この形状にはちゃんとした意味があるのです。

2個つながった筒状の物体のうち、上側がジェットファン、下側がバッテリーになっています。手に持って使うときは「H」型にして使います。2個の筒を手で握るか、下側の筒を持って使うため、少々持ちづらいという印象です。ただ、後述しますが、専用アクセサリーによって持ちづらさは解消します。
バッテリー部分をひねって「T」型にすることで、デスクの上に置いて使うことができます。これは便利。顔や首元に向けてそよ風を送れば、デスクワークがはかどるでしょう。

肝心の風質ですが、ジェットファンの割にはやさしさを感じました。一般的なジェットファンの風は直進性が強いため、顔の一部分にピンポイントに当たり、顔全体に当たらないので涼しさが半減しますが、ChillPillは風に広がりを感じ、顔全体に当たります。なお風量は、バッテリー部のダイヤルを回して10段階に調整できます。

アクセサリーセットが外出時に大活躍
ChillPillのユニークなところは、付属のアタッチメントにより「クーリングミスト」と「冷却プレート」に早変わりする点です。
クーリングミストは、内部に水を補充することでドライミストを噴出するもの。粒子が細かいドライミストなので、身体や衣服がビシャビシャになりません。ファンも搭載しているので、ミストによる気化熱効果とファンの風でダブルに涼しい。

なお、水タンク容量は約15mlで、ミスト駆動時間は断続モードで15分、連続モードで10分です。短く感じますが、ペットボトルなどで水を持ち歩けば、1日中使い続けることも可能でしょう。

冷却プレートはペルチェ効果で最大マイナス9℃に瞬間冷却するもの。プレートの直径はボディと同じ約8cmと大きいので、ひんやり感がかなり強いです。冷却プレートの最大駆動時間は約2時間。

ChillPillはクラウドファンディングの「GREEN FUNDING」のみでの販売となり、本体の単体販売(2万2000円)と、全アクセサリー付属セット(4万2900円)の2種類を販売します。それぞれ100台限定販売となります。販売期間は3月30日~5月10日。早割特典あり。
このアクセサリーセットがとても使い勝手がよいと感じました。筒状ケースとストラップの組み合わせにより首から下げ、首元と顎下に向けてハンズフリーで風やミストを送ることができます。

クリップを使えば、リュックのショルダーベルトやショルダーバッグのベルトに取り付けられます。ズボンのベルトに取り付けて、シャツの中に風を送ることもできます。

クランプがさらに良き。ベビーカーの前手すりに取り付けて子どもに風を送るだけでなく、後ろのハンドルに取り付ければベビーカーを押す大人にも風が送れます。自転車のハンドルにつけて信号待ちや休憩時に涼んだり、キャンプのときにはポールに取り付けたりと、趣味の時間にも活躍しそう。



今年は早い時期から暑くなるとの予測があるので、外出時の冷感グッズも早めに用意しておくのが吉です。
Shark ChillPill パーソナルクーリングファン
参考価格:本体2万2000円
全アクセサリー付属セット4万2900円
風量設定:10段階
送風駆動時間:最大11時間
ミスト設定:2モード (断続/連続)
水タンク容量:約15ml
ミスト駆動時間:15分(断続)/10分(連続)
冷却プレート皮膚温度降下:最大マイナス9℃
冷却プレート駆動時間:最大2時間
回転可能角度:275度
サイズ:W85×H102~113×D46mm
質量:約240~285g
シャークニンジャ
Shark ChillPillパーソナルクーリングファンのGREEN FUNDING