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2016/5/21 9:00

弱点改善でパワーアップしたワンセグ全録機「ガラポンTV伍号機」

安価で全録を楽しめるとして人気のガラポンTVに、新モデル「ガラポンTV伍号機」が5月20日に発表されました。ガラポンTVとは、ワンセグの8chすべてを2週間分録画でき、予約録画をしなくても過去に放送した番組を視聴できる、いわゆる全録レコーダーです。

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↑ガラポンTV伍号機

 

今回の伍号機は、前モデルである四号機ユーザーの要望をくみ取り、3つの点を改良しています。

 

その1.電波受信を改善

ひとつめは、電波環境によってはまったく受信ができなくなってしまうことがあったという報告から、チューナーや基盤などをイチから見直すことで、どんな電波状況でも受信できるように改良。

↑背面にはアンテナ端子やUSB端子を搭載
↑背面にはアンテナ端子やUSB端子を搭載

 

その2.排熱を強化

ふたつめは排熱の問題。四号機は底面を金属素材のヒートシンクとして排熱していたため、底面が50度近くになることもあったとのこと。据え置きのマシンなので、通常では底面を触ることはありませんが、それでも触ってしまう可能性があることから、排熱の方法を変更。四号機までは本体サイズ重視の排熱方法だったのですが、伍号機では熱処理を重視して改善しています。

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↑前モデルのガラポンTV四号機。サイズは伍号機より小型

 

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↑四号機の底面。金属製の底面がヒートシンクになっています

 

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↑伍号機の底面。金属製の底面をやめ、大型化することで空気の循環で熱を排出可能に

 

その3.オプションでフルセグにも対応

最後は画質の問題。ガラポンTVは、ワンセグ放送を受信しているので、一般の地上波テレビ放送に比べ、どうしても画質が落ちてしまいます。また、フレームレートの問題から動きの速いスポーツなども苦手としており、その点を指摘するユーザーが多かったそうです。

 

フルセグで全録しようとすると、チューナー数の問題やストレージの問題から、ナショナルブランドの全録マシンと変わらない値段になってしまうほか、外出先からストリーミングで視聴する場合のデータ量も多くなり、ガラポンTVの良さが失われてしまいます。

 

そのため、本機でのワンセグの全録を残しつつ、外付けフルセグチューナー「そとでもTV」と連携することで、普通の録画予約した番組をガラポンTVのアプリを介して見られるように対応。従来機種であるガラポンTV参号機や四号機も対応しているので、すでにガラポンTVを持っているユーザーも「そとでもTV」を購入すれば、この機能を利用できます。

 

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↑ガラポンTVでフルセグの視聴/録画をするには「そとでもTV」と録画用のNASが必要になります

 

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↑ガラポンTVのアプリの画面

 

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↑フルセグの番組検索も

 

アプリはフルセグ検索にも対応し、ワンセグ番組表の画面からも簡単に予約できます。画質の選択も可能。ワンセグで見て、気に入ったらフルセグで予約というのが、新しいガラポンTVの流れです。

 

ガラポンTVは機器のレンタルプランも用意していますが、伍号機もレンタルの対象となる予定。レンタル料は月額1250円(税別)としています。参号機が980円(税別)、四号機が1180円(税別)なので少しだけ高くなっていますが、値上がり分以上の機能アップをしているので問題ないでしょう。ただし、フルセグチューナーのそとでもTVはレンタルしていないので、フルセグでの録画や視聴をしたい場合は、そとでもTVを購入する必要があります。

 

1か月で解約してもオッケーなので、とりあえずお試しで使ってみてから、買うかどうかを検討してもいいですよね。

 

【URL】
ガラポンTV http://garapon.tv/