グルメ
2017/2/3 19:44

紅茶の“ワイン化”がトレンド! 茶葉とグラスを選んで楽しむリプトンの「TEASTING」

ドリンクの昨今のトレンドをみると、クラフトビールやサードウェーブコーヒーに人気が集まるなど、より素材の個性を味わう時代であるといえます。そして、この流れは紅茶にも訪れているのをご存知でしょうか? そこで今回は、新たなブーム到来を予感させる、紅茶シーンの最先端を紹介していきます。

 

茶葉の産地によって異なる個性を体感できるティーバッグやグラスが新登場!

日本の紅茶は、コーヒーに比べるとまだまだ限られたシーンでしか飲まれていない印象が強いといえるでしょう。そして、茶葉の産地によって香りや味わいが異なり、また食べ物とのマリアージュを楽しめるワインのような奥深い飲み物であることも広くは知られていません。

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そんな知られざる魅力を体験できる新商品が、世界的な紅茶ブランド「リプトン」から発売されるということ。プレス向けイベントに参加してきたのですが、その感動は想像以上でした。まずは、商品紹介や味の感想をレポートしていきましょう。

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その名は「TEASTING(ティースティング)」。TEAとTASTINGを掛け合わせたものですが、ざっくりというと“利き紅茶”です。茶葉の産地によって異なるティーバッグが5種類発売されるのですが、プレスイベントでは、それぞれに専用グラスを用意。なお、これらのティーバッグはおなじみの黄色いリプトン「イエローラベル」ではなく、「サー・トーマス・リプトン」というシリーズで展開されます。これは厳選した茶葉のよい部分だけを人の手で選別し、さらに摘みたての茶葉を24時間以内に加工するなどのこだわりで生み出されたプレミアムブランドです。

 

アッサム/インド北東部 

鮮やかな赤色で重さを感じる液色。フルボディの力強い味わいで、飲みごたえがあります。細く背の高いグラスは、鮮やかな赤色を際立たせるだけでなく、見た目でコクを感じさせるとともにいっそう濃厚な味わいを体感させてくれます。

 

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ダージリン/インド北東部 

マスカテルフレーバーと呼ばれるなど、フルーティーな香りとすっきりとした渋みのある味わいが特徴。底に丸みを持たせたグラスは紅茶を対流させることで、芳醇な香りがずっと淹れたてのように楽しめます。

 

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セイロン(ウバ)/スリランカ南東部

ミント系の香りや「パンジェンシー」と呼ばれる芳醇で渋い味わい、明るい真紅色の液色が特徴。グラスは飲み口の開いたタイプで、ウバ特有のゴールデンリングが水面の淵に鮮やかに映え、爽やかな香りが広がります。

 

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ヌワラエリア/スリランカ南中央部

橙黄色で、若葉のような青い香りが特徴。心地よい渋みと甘みのある味わいです。浅めのグラスは淡い液色を際立たせ、爽やかな味わいを視覚的に表現。また飲み口をすぼめることで、香りを長く楽しめます。

 

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ディンブラ/スリランカ南中央部

明るい鮮紅色で、「ブリスク」と表現されるのど越しのよい渋みと爽快感のある味わいが楽しめます。グラスは丸みのある飲み口にすることで、口当たりは柔らかく、ほどよい渋みも感じさせてくれます。

 

達人が語る「紅茶は温度が高いほうがおいしい」

茶葉の個性を最大限に感じられるグラスで味わうことにより、また、それぞれを飲み比べることで違いを驚くほど実感。たとえば、アッサムがフルボディの赤ワインならダージリンはシャンパン。セイロンが渋味の強い黒ウーロン茶なら、ルワラエリヤは爽やかな緑茶といったように、各茶葉のキャラクターの違いを明確につかむことができました。

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次に試したのは、紅茶とお菓子のフードペアリング。ぞれぞれの味に合わせ、5種類のお菓子が用意されたのですが、これをチョイスした人がスゴイ人でした。”世界一星を持つ”として名高いフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏の右腕として活躍する須賀洋介シェフ。しかも、5つのうち3種はご自身で用意されたという、うれしいサプライズも。

↑左から、赤坂「しろたえ」の名物・レアチーズケーキ、京都「一善や」のいちじくのガナッシュ求肥包み。中央から右の3つは須賀さん自家製のオレンジピール入りチョコレートケーキ、小豆入りフィナンシェ、アーモンドマドレーヌ
↑左から、赤坂「しろたえ」の名物・レアチーズケーキ、京都「一善や」のいちじくのガナッシュ求肥包み。中央から右の3つは須賀さん自家製のオレンジピール入りチョコレートケーキ、小豆入りフィナンシェ、アーモンドマドレーヌ
↑須賀洋介シェフ
↑須賀洋介シェフ

 

グリーン系の香りが特徴で、日本茶に近いイメージのヌクラエリアには小豆入りのフィナンシェ。爽やかで渋みがあり、何にでもあうディンブラには、やさしい味わいのアーモンドを合わせたマドレーヌを……、など、須賀さんならではの提案でしたがこれがきわめてベストマッチ。なお、須賀さん自身は「紅茶は未知の領域」とのことでしたが、今後の可能性を強く感じているとか。また、口内をキレイにする飲み物としての効力に注目するとともに、今後も勉強していきたいそうです。

↑江間俊也マスターブレンダ―
↑江間俊也マスターブレンダ―

 

さらにこの日は、全世界に10名しかいない“リプトンマスターブレンダ―”の江間さんも登壇。紅茶を上手に淹れるコツとして「紅茶は温度が高いほうがおいしくなる」、「沸騰したお湯で淹れてすぐに取り出すくらいの感覚でOK」といったアドバイスが印象的でした。

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なお先行して2月8日に特製グラスとティーバッグのセット「ティースティングキット フルセット」(グラス5種+茶葉5種×10袋+ブランドブック/7500円)と、「ティースティングキット」(グラス1種+茶葉1種×10袋/1500円)が数量限定で発売。その後、3月1日から「ティースティング アソートメントパック」(各ティーバッグ×2袋ずつ計10袋/324円)が発売されます。公式サイトにはオンラインでの発売やイベント情報も載っているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか!

 

【URL】

リプトン「ティースティング」 https://www.sirthomaslipton.jp/teasting/