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2016/6/23 6:00

2000円あればベロベロになれる! 吉野家は“2000ベロ”の楽園だ

激安の大衆酒場のうち、1000円でベロベロに酔える店を「センベロ」といいます。でも実際、本気でおいしくベロベロになるには1000円では無理かも……。そこで、ジャンルの異なる8つの人気チェーン店をピックアップし、激ウマメニューを調査。英世2枚で楽しむ「2000ベロ」を提案します。今回は吉野家で2000ベロ!

 

※:データはすべて2016年4/15日現在のもの

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現代サラリーマンに合う2000ベロがアツい!

できるだけ安く、でも満足できるほど飲み食いしたい。そんな人にとっての天国が「センベロ」です。これはバブル崩壊などの不況を背景に礼賛された店ですが、現代はより環境は複雑になったと“センベロライター”佐藤 喬さんは語ります。

 

フリーライター・編集 佐藤 喬さん

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1983年生まれ。安酒と自転車を愛する。手頃な価格で満足できる「2000ベロ」を追求中です。

 

「物価上昇や増税により、ベロベロに酔うほど飲むと1000円を超えるのが現状。平均所得の低下で懐事情はシビアですが、現実的な金額を見直し、おいしくしっかり飲める店として提唱したいのが『2000ベロ』です」(佐藤さん)

 

そこで、新たな2000ベロの店として注目すべきなのが、丼専門店などの大衆的なチェーン店です。

 

「お通しがなく、近年は酒やつまみを安く充実させるところが増えています。もともとおいしくて安い料理が揃っており、酒もたくさん飲めるという『2000ベロ』に最適な店が多いんです」(佐藤さん)

 

「?呑み」を展開する牛丼業界の偉大な“家”

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吉野家(西五反田一丁目店)

“うまい、やすい、はやい”を掲げる、1899年に創業された老舗牛丼チェーン。“吉牛”は働く男たちの定番の昼飯です。なかにはランチの賑わいから一転、夕方から「吉呑み」と書かれた提灯を店頭に下げて、昼間とは違った佇まいをみせる店も。2015年4月より都心部の店舗を中心にスタートした“チョイ呑み”の時間が始まります!

【DATA】

実施店舗数:370

つまみの種類:34

つまみの価格帯:100~580円

 

【アルコール全種類一挙見せ】

瓶ビール:410円

生ビール(ジョッキ):350円

生ビール(グラス):280円

角ハイボール:350円

シトラスハイボール:350円

チューハイ:350円

冷用酒:340円

焼酎(芋/麦):300円

ホッピーセット:400円

ホッピー外:200円

ホッピー中:200円

カシス(ロック/ソーダ割り):350円

梅酒(ロック/ソーダ割り):350円

 

牛も豚も安価でウマい!

吉野家は、30~40歳代の男性を中心に、昼夜問わず客足が絶えません。「吉呑み」の魅力は、牛丼作りで培われた、シンプルだけどほかでは味わえないつまみの数々。

 

「牛皿(並330円)をはじめ、牛煮込み(350円)や牛すいと、バリエーションが充実しているうえ、どれも抜群に安くておいしいんです。最近は豚丼が復活したのもあり、肉好きの酒飲みにはたまらない店ですね」(佐藤さん)

 

カウンターだけでなくテーブル席もあり、ひとりでもグループでも気軽に利用可能。個室の喫煙所も気がきいています。この吉呑みは、店舗数をさらに拡大する計画もあるようで、今後も目が離せません。

 

酒3種と料理5品でも圧倒的なロープライス

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①豚皿(並):280円

4月6日に約4年ぶりに復活!

②牛すい:350円

牛肉の旨みが凝縮されたスープ。

③煮玉子:100円

牛丼のタレで煮込まれています。

④生野菜サラダ:100円

コーンは甘く、キャベツはシャキシャキ。

⑤キムチ:100円

ほどよいピリ辛で、つまみに最適です。

⑥ホッピーセット:400円

焼酎で割って飲むビール風飲料。

⑦生ビール(グラス):280円

ちょい飲みにぴったりのグラスも用意。

⑧冷用酒:340円

甘みとコクが豊かでウマい!

計1950円

 

佐藤 喬直伝! “ベロベロ”になる極意

酒が進む牛皿をはじめつまみ系メニューが満載!

「人気メニューのひとつである牛皿(並330円)は、甘辛い味付けで、ビールはもちろん冷用酒などどんな酒にもマッチ。キムチなどのサイドメニューも同様に合います。そこに、おつまみを意識した「煮玉子」や「牛すい」などもあるので、『吉呑み』提灯を見たら飲まない手はありません」(佐藤さん)

 

【小ネタ】

オリジナル牛丼で〆

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吉呑み限定の「〆の牛丼」(300円)にキムチ、煮玉子などを入れればオリジナル牛丼が作れます。〆にちょうどいいですが、もちろんこいつで一杯やってもいいです。

+50円の牛すい麺が美味

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牛すいだと物足りない人には、+50円の平打麺入り「牛すい麺」をオススメします。やさしいあっさり味で、2000ベロを締めくくるにはぴったり。

 

●店舗数は国内のもので、メニューの種類や価格はテイクアウトを除きます。また店舗によって異なる場合があります。

 

【URL】

吉野家 http://www.yoshinoya.com/

吉呑み http://www.yoshinoya.com/yoshinomi.html