グルメ
2020/8/12 19:00

苦味はコントロールできる! 栄養満点な夏野菜「ゴーヤ」の大人も子どもも喜ぶレシピ

プロが教える「ゴーヤ」の絶品レシピ2

「1本のゴーヤを半分にして、2品作るレシピをご紹介します。ひとつは大人用のおつまみに、もうひとつはお子さんでも食べられるようスープにしました」(料理家・松島由恵さん、以下同)

 

●ゴーヤの苦味がおいしいおつまみレシピ「ゴーヤとしめ鯖のさっぱり和え」

ゴーヤの苦味と、しめ鯖の酸味がお酒にぴったり。冷たくした日本酒や白ワインなど、キリリとした飲み物が合いそうです。「シャキシャキとした歯応えのあるゴーヤとたけのこがアクセントとなって、満足できるおつまみです。冷蔵庫に作り置きしておいてもいいですね。夏は酸味のあるものが食べやすいのでしめ鯖を使いましたが、鯵のお刺身でもおいしいですよ」

 

【材料(2人前)】

ゴーヤ…1/2本(80g程度)
たけのこ(水煮)…100g
しめ鯖(市販のもの)…1枚分
ごま油…大さじ1/2
ナンプラー …小さじ1
レモン汁…小さじ1
パクチー…適量

 

【作り方】


1. ゴーヤは縦半分に切ってワタと種を取り、2~3mmの厚さにスライスしたら、下処理の仕方に倣って塩もみして10分おく。

 


2. たけのこは薄くスライス、しめ鯖は7~8mmの厚さに切る。

 


3. 水気を絞った1に、2とごま油、ナンプラー、レモン汁を加えてよく混ぜ、パクチーをのせれば完成。

 

●おかずのようにたっぷりいただけるやさしい味「ゴーヤのおぼろ豆腐スープ」

ゴーヤに豆腐とたけのこを入れ、とろみをつけたスープは、夏風邪をひいたあとの回復食にもなりそうな柔らかな味。ごはんや春雨を入れてボリュームアップしてもおいしそうです。「ゴーヤの食感はありながらも苦味は少ないので、小さな子にも食べやすい味つけです。豆腐を包丁で切らず、ポロポロと崩しながら入れることで、口当たりのいいスープになりますよ」

 

【材料(作りやすい分量)】

ゴーヤ…1/2本(80g程度)
たけのこ水煮…100g
木綿豆腐…150g
ごま油…大さじ1
にんにく…1かけ
合い挽肉…100g
塩…小さじ1
醤油…小さじ1
酒…大さじ1
鶏がらスープ…鶏がらスープ大さじ2を熱湯1000mlで溶く
片栗粉…大さじ2(水大さじ4で溶く)
白髪ねぎ…適量

 

【作り方】


1. ゴーヤは縦半分に切ってワタと種を取り、薄くスライスする。下処理の仕方に倣って熱湯で30秒茹で、水気を切って塩(分量外・小さじ1/2)をまぶしておく。

 


2. たけのこは薄くスライス、豆腐はキッチンペーパーなどに包み10分ほど水気を切る。

 


3. 鍋にごま油をひき、みじん切りにしたにんにくを弱火で炒める。香りが出てきたら挽肉を入れ、パラパラになるよう炒める。水気を切ったゴーヤを加えて炒めたら、塩と醤油、酒で味をととのえる。

 


4. 鶏がらスープとたけのこ、水気を切った豆腐を手で崩しながら加え、フツフツとしたところに水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。好みで白髪ねぎをのせる。

 

暑くて、ただでさえ体力を消耗してしまう夏は、栄養バランスのよい食事で、しっかり体調を整えたいですよね。どちらのレシピも手軽に揃えられる食材で作れるので、ゴーヤが旬のうちにぜひ試してみてください。スープは、冷房で冷えた体もじんわり温めてくれますよ。

 

【プロフィール】

料理家 / 松島由恵

dorathefood主宰。建築業界で長く働いたのち、フレンチレストランでアルバイトしながら料理家の道へ。雑誌の撮影クルーやアパレル企業へのケータリングやお弁当宅配をはじめたところ人気が集まり、現在ではレシピ開発・スタイリングをメインに活動、時折ケータリングも行っている。

 

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