寿司と日本のクラフトビールによる新たな和食文化の創造をテーマにした「寿司×クラフトビールフェス」。2016年2月に第1回が、同年7月に第2回が開催され話題になりました。そしてこの度、11月19、20日に第3回目が開催されうることに。場所は変わらず、代官山のクラフトビアレストラン「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(以下:SVB)」。なにやら、これまでになかった企画を盛り込んでいるとのことですが、その内容とは? 組み合わせのレコメンドとともに紹介していきましょう。
東北の人気回転寿司店がクラフトブルワーとともに襲来!
今回の目玉は、東北の人気寿司店が集結するということ。特に回転寿司においては、首都圏にない東北の2強が参加するということで、めったにない機会です。そして使われるネタも、当然にして東北ならではの食材を使ったもので激ウマなこと間違いなし!
ひとつは岩手県盛岡市を拠点に、青森と宮城に展開する「回転鮨 清次郎」。そしてもうひとつが、宮城県仙台市を拠点に関東以西にも店舗を持つ「うまい鮨勘」です。さらに、東京・渋谷ヒカリエ店など首都圏で人気の「まぐろ問屋 三浦三崎港 恵み」を併せた3ブランドが登場。どこも伝統を重んじつつ革新的な創作寿司も得意とするグルメ回転寿司チェーンで、その期待は高まるばかり。ここでは、当日提供されるメニューの一部をご覧いただきましょう!
これだけゴージャスな内容で2貫300円という神がかったコストパフォーマンスは、さすが寿司×クラフトビールフェスならではの太っ腹価格! さらに上記店のほか、前回大好評だったSVBとミツカンのコラボによる「特製ケーキすし」とSVBオリジナルの「特製カップすし」も提供されています。
16種類のクラフトビールは1杯300円から!
一方のクラフトビールも、「秋田あくらビール」「いわて蔵ビール」「福島路ビール」「仙南シンケンファクトリー」の4ブルワリーが東北より参加。SVBとあわせて計16種類のクラフトビールを、140mlなら300円、280mlなら600円という激安価格で提供してくれます。
同イベントで一番の楽しみといえば、想像の斜め上をいく寿司とビールのベストペアリングではないでしょうか? そこで今回も、筆者が独自の観点から「これはナイスな組み合わせ」と思ったものをレコメンドします。
寿司:<清次郎>三陸とろ鯖黄金焼き棒ずし/2貫300円
ビール:<SVB>だし三昧
さばの濃厚な脂と、だし三昧の深い旨みが絶妙です。
寿司:<うまい鮨勘>仙台牛タンにぎり/2貫300円
ビール:<いわて蔵>オイスタースタウト
肉の味わいに黒ビールの香ばしさと酸味が見事に調和します!
寿司:<まぐろ問屋 三浦三崎港 恵み>のどぐろ炙り ぬちまーす掛け/1貫300円
ビール:<いわて蔵>ジャパニーズハーブエール 山椒
上品な脂のうまみに、エッジのある山椒フレーバーが重なり合って激ウマです!
寿司:<清次郎>三陸ルビーいくら、ずわい蟹のじゅうたんのせ/1貫300円
ビール:<福島>米麦酒(マイビール)
いくらの甘味が弾ける寿司に、米の甘さを感じるビールの味がマリアージュ。
寿司:<うまい鮨勘>三陸塩竃ひがしもの 中とろ/1貫300円
ビール:<SVB>三代目 鮨祭
ジューシーな脂の旨みを持つブランドまぐろのおいしさと、滋味深く優しい味の鮨祭が口のなかで溶け合います。
個人的にはSVBの「だし三昧」が印象的でした。これは山梨・甲府の「Outsider Brewing」とコラボしたもので、ホンビノス貝、乾しいたけ、かつお削り節のだしを使った驚きの味わい。ビールの新たな可能性を感じるとともに、イベントの活況を確信しました。
1回目は1700人、2回目は1800人と着実に動員が増えているとのことで、今回も盛り上がること必至の寿司フェス。今週末は、ぜひ代官山に足を運んでみてはいかがでしょうか!
【イベント概要】
第3回 寿司×クラフトビールフェス
会場:SPRING VALLEY BREWERY TOKYO
住所:東京都渋谷区代官山町13-1
開催日程:11月19日(土)、20日(日)
営業時間:19日11:00~22:00、20日11:00~20:00(予定)
販売券:2000円(入場料500円+300円×5枚つづり券)
追加チケット:1500円(300円券×5枚つづり券)
※各メニューはチケット交換制となります。