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2023/7/24 17:30

異例!「スプリングバレー サマークラフトエール<香>」が分割販売されるワケ

2023年6月13日に、キリンのクラフトビールブランド「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」から期間限定の新作「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」が全国で発売開始となりました。

 

同社ではこの発売に合わせ、代官山にあるレストラン「スプリングバレーブルワリー 東京」で“クラフトビールによる新しい夏のビール体験”をコンセプトにした企画「サマークラフトガーデン」を7月末まで開催中。「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」の味をレビューするとともに、同企画も紹介します。

↑「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」(350ml273円/税込・希望小売価格)

 

「スプリングバレー サマークラフトエール<香>」の味と香りの決め手は?

「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」は、発売中の「同 豊潤<496>」「同 シルクエール<白>」に続くフレーバー。ビアスタイルは、一般的にアルコール度数の低い上面発酵ビールのことを指す「セッションエール」に分類されます。それもあって4.5%とライトな設定。

↑アルコール度数はそれぞれ、「豊潤<496>」(右)が6%、「シルクエール<白>」(中)が5.5%なので、「サマークラフトエール<香>」(左)の4.5%は比較的おとなしめです(缶での提供は内覧会用)

 

「セッションエール」や「セッションIPA(インディアペールエール)」というビアスタイルは、クラフトビールの持ち味である個性的なテイストを楽しめるうえ、低アルコールで飲み口が軽やかなところが魅力。「サマークラフトエール<香>」の名のとおり、まさに暑い夏にぴったりです。

 

そして、本商品において味の個性を引き出す立役者になっているのが、オーストラリア産の希少な「ギャラクシーホップ」。こちらはパッションフルーツやマンゴーといった南国の果実味を醸し出す特徴があり、トロピカルな香りが楽しめます。

↑泡立ちも良好。香りを感じやすく炭酸が抜けにくい、背の高いシャンパングラスをよく冷やして注ぐのがオススメとのこと

 

かつて一般販売されていた「グランドキリン」でも「ギャラクシーホップ」を使ったIPAはありました。また、直営店の「スプリングバレーブルワリー」では設立時から「ギャラクシーホップ」を活用しており、例えばこれを使った「代官山セッションエール」という銘柄は人気です。

 

この「代官山セッションエール」の開発は、「スプリングバレーブルワリー 東京」のヘッドブリュワー、古川淳一氏が、オーストラリア出張でセッションスタイルのおいしさを再発見したのがきっかけ。「飲みやすくて香りもよく、日本人の味覚に合いそう」とのひらめきから生まれたそうで、そこからさらに発展し、今回「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」が誕生したのです。

↑古川淳一ヘッドブリュワー

 

どんな食事と合う? フードペアリングをレポート

ここからは、「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」の味のレビューとフードペアリング例を紹介しましょう。

 

ビールの味の第一印象は、フルーティーな香りが抜群だということ。これは絶対にグラスに注ぐことをオススメします。そして、アルコールがおとなしいからかボディやコクはライトですが、香りのボリュームが大きいので物足りなさはありません。

↑ゴクゴク飲めて、鼻からアッパーな香りがスカァッと抜けていきます。いいですねぇ、いいですよコレ

 

フードペアリングは、「サマークラフトガーデン」の期間中に特別提供されるメニューから、4品が登場。1品目の「幸海老(ゆきえび)フリット 柚子胡椒ディップ添え」は、「サマークラフトエール<香>」の爽快な味わいが、幸海老のうまみと柚子胡椒ディップのコクを引き出します。

↑「幸海老フリット 柚子胡椒ディップ添え」は1200円(税込)で提供(写真は内覧会用の小ポーション。以下同)

 

続く「生ハムとパクチーのタルトフランベ」は、サマークラフトエール<香>の軽やかなキレが、生ハムのうまみとパクチーの青々しい苦味をキャッチ。余韻にはビールの爽快感がサラッとウォッシュアウトします。

↑「生ハムとパクチーのタルトフランベ」は1490円(税込)。ビールが進み過ぎて、足りなくなってきました……

 

「オリエンタルスパイスのラムグリル ライムチリソース&ディルグリーン」は、エスニックなスパイス香るラム肉のうまみに、「サマークラフトエール<香>」の高揚感がドンピシャ。甘酸っぱくハーバルなソースも、ビールの果実味と調和して激ウマです。

↑「オリエンタルスパイスのラムグリル ライムチリソース&ディルグリーン」3200円(税込)。ラム肉はオーストラリア産ということで、ホップとのテロワールも一致!

 

ラストはスイーツ。「ココナッツブランマンジェ マンゴーピューレと季節フルーツ」は徹頭徹尾南国風味で、「サマークラフトエール<香>」のフルーティーな香味がガッチリとスクラムを組むコンビネーション。ブランマンジェとはいわゆるミルクプリンのことですが、「ビールにプリン?」と思う人には特に試していただきたい!

↑「ココナッツブランマンジェ マンゴーピューレと季節フルーツ」800円(税込)

 

「サマークラフトガーデン」では、上記4品のほかにも「北海道産ホタテのセビーチェ」(1200円・税込)や「アトランティックサーモンのニューサマーオレンジマリネ 山椒風味」(1400円・税込)など全10品の期間限定メニューが登場。加えて、「サマークラフトエール<香>」「豊潤<496>」「シルクエール<白>」の3種飲み比べセットも提供されます。

↑飲み比べセットは各100mlずつで900円(税込)。通常サイズは1杯360mlで各790円(税込)です

 

 

なお、冒頭で「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」は6月13日に全国発売と述べましたが、実は7月18日にも同条件で発売されます。発売日が2回あるのはかなり珍しいことで、理由を訊いたところ希少な原材料を使っているため生産量も少なく、そのため2回に分けているのだとか。

 

つまり、商品自体もかなり希少性が高いということです。お店で見かけたら、要チェック間違いなしですよ!

 

 

【DATA】

サマークラフトガーデン

会場:スプリングバレーブルワリー 東京
住所:東京都渋谷区代官山町13−1 ログロード代官山内
開催日時:2023年6月13日(火)〜7月31日(月)
アクセス:東急東横線「代官山駅」徒歩サマークラフトガーデン』メニュー紹介 4分、JRほか恵比寿駅徒歩7分

営業時間:月曜日~土曜日11:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)、日曜日11:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
定休日:不定休

https://www.springvalleybrewery.jp/pub/tokyo/