2025年に流行するモノは何か、専門家が大断言する「GetNavi NEXTトレンド」。今回は日々進化を続けるデジタル部門。「生成AIデバイス」や「XRデバイス」などを6つ紹介する。
【生成AIデバイス】スマホやPCなしに、身に着けて持ち歩けるデバイスが続々登場
生成AIはこれまでスマホやPCを介して利用するものが多かったが、2025年はウェアラブルなど“単体”あるいは“連携”して使えるデバイスが増加。マイクやスピーカー、カメラなどを搭載し、それらが周囲環境を把握・分析してヒトをアシストしてくれるように。
AIとコミュニケーションしながらユーザーをサポートしてくれる
シャープ
ウェアラブルデバイス AI SMART LINK
2025年実用化予定
首にかけるだけで、音声による生成AIとの自然なコミュニケーションが実現するウェアラブルデバイス。ユーザーの問いかけに対し、内蔵のマイクとカメラで周囲環境を把握して、音声で応答。利用者の生活を様々なシーンでサポートしてくれる。

【ヒット確定の根拠】実用化が進む生成AIは、“身に着ける”時代が到来
「スマホやPCで身近になった生成AIですが、24年には既にイヤホンやネックバンド型などウェアラブル化した生成AI活用デバイスの話題も増加。シャープがこうした機器の実用化を25年に目指すとしており、期待は募ります」(モバイルライター・井上 晃さん)
ラウンド中にAIが正しい打ち方などをアドバイスしてくれる
ソースネクスト
BirdieTalk(バーディ・トーク)
3万9600円
GPT技術を利用し、音声でアドバイスを提供する日本初のゴルフ専用デバイス。プレー中にボタンを押しながら話しかけるだけで、AIからの音声アドバイスを受けられる。ライの状況や残り距離、不調の改善法、ルールなども聞ける。
SPEC ●アプリ動作環境:iOS16以上、Android OS 10以上 ●充電時間:約2時間でフル充電 ●連続使用時間:約8時間 ●防水・防塵:IP55 ●サイズ/質量:W60×H33×D18mm/30g

【ヒット確定の根拠】スイングからルールまで教えてくれる専属コーチ
「ショットのたびにスマホを取り出すことなく、キャップやバイザーのひさしに着けておけば、質問したいときすぐに使えてとても手軽。テクニックだけでなく、残り距離やルールまで教えてくれるのでまさにキャディいらずです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)
<コレも注目!>GoogleのGeminiアプリがiPhoneでも使えるように!
Google
iOS版Gemini
無料
Googleは、AIアシスタント「Gemini」のiOSアプリを提供開始。iPhoneでもGoogle Live(日本語に対応)を使って、質問したり、Google検索やYouTube、Googleマップなどと連携し、チャットでGeminiと会話したりできる。
【XRデバイス】“普及版”の登場で、いよいよVRブーム本格化
上位モデルとほぼ同等の性能で、3万円以上もリーズナブル!
Meta
Meta Quest 3S
実売価格4万8400円〜
Quest 3と同等のMR体験が可能で、Quest 2の4.5倍の解像度とカラー性能を誇る。Snapdragon XR2 Gen 2チップセットにより、視界がさらに鮮明になり、さらに読み込み時間も短縮、パフォーマンスがよりスムーズになった。
SPEC ●ストレージ:128GB/256GB ●解像度:1832×1920ピクセル(片目) ●視野角:水平96度×垂直90度 ●リフレッシュレート:72/90/120Hz ●質量(ヘッドセット):514g

【ヒット確定の根拠】本格的なVR/MRヘッドセットが5万円切りで手に入る!
「高価なモデルが話題になっている一方で、本製品は5万円を切る購入しやすい価格ながらハイクオリティなXR体験ができます。『Quest 3』と性能はほとんど変わらず安価になったことで、さらに購入者が増えることでしょう」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)
【固体電池ポータブル電源】安全性の高い固体電池搭載で、ポータブル電源がさらに盛り上がる
“もしも”のときに安心して使える、新時代のポータブル電源
YOSHINO
ポータブル電源 B300 SST
実売価格5万4900
海外の高級電気自動車にも採用されている、新世代の固体電池を使用したポータブル電源。小型軽量化に加え、高出力化を実現し、容量に対しての出力の高さも美点だ。同時にソーラーパネル(実売3万4900円〜)も発売。
SPEC ●容量:241Wh ●定格AC出力:300W ●充電サイクル:4000回(初期容量の80%を維持) ●充電時間:2時間(80%) ●出力端子:8ポート ●サイズ/質量:W255×H242×D156mm/4.5kg

【ヒット確定の根拠】防災意識の高まりから多くの人に支持される
「23年秋発売ですが、24年秋からはビックカメラ・コジマなど大手家電量販店での取り扱いが開始され、認知度を高めていく段階に。安全性重視の選択肢として、防災・レジャー等で検討候補に挙がる機会も増えるでしょう」(モバイルライター・井上 晃さん)
【紛失防止トラッカー】手軽に貴重品紛失を回避できると注目度アップ!
「探す」アプリを活用してロストバゲージ対策できる
アンカー・ジャパン
Eufy SmartTrack Card E30
実売価格4990円
薄さ約2.6mmのクレジットカードサイズで、財布やカードケースにスッキリと収まる紛失防止トラッカー。iPhoneやiPadなどAppleの「探す」アプリに対応し、世界中の「探す」ネットワークにより、登録した本製品の位置を確認できる。
SPEC ●駆動時間:最長1年間(充電1回につき) ●最大接続距離:約80m(スマホを鳴らす場合) ●音量:約85dB(1m距離の最大値) ●防水性能:IPX4 ●サイズ/質量:約W85×H54×D2.6mm/約15.4g

【ヒット確定の根拠】“スマホを探す”を利用したアイデアで忘れ物を撲滅
「スマートウオッチの普及で“スマホを探す”の便利さを知り、これをほかのモノにも活用できたら、と考える人が出てきました。海外旅行や外飲みの機会が増え始めており、ロストバゲージや忘れ物対策の需要も高まっています」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)
モバイルライター :井上 晃さん
PCやスマホを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを精力的に取材。多くの雑誌やウェブメディアに寄稿する。
テクニカルライター:湯浅 顕人さん
PCやAV製品、ガジェットなどデジタル全般をカバー。週末にはアウトドアをエンジョイするアクティブ派でもある。
※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです。
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