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2025/4/1 11:00

アップルのクックCEO、中国発AI「DeepSeek」を称賛

アップルのティム・クックCEOは中国を訪れ、同国発のAIモデル「DeepSeek」を称賛しました。

↑アップルより。すでにアリババグループと提携しているアップルですが、今後はどうなるのでしょう?

 

DeepSeekは競合のAIチャットボットと比較して、低コストかつ低消費電力で開発されていることが特徴です。今年2月には、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」へのDeepSeekの採用が見送られたことも報じられています。

 

クックCEOは北京で開催された「中国発展フォーラム」に出席し、DeepSeekを「素晴らしい(エクセレント)」と称賛しました。クックCEOは今年1月にもアップルの決算説明会で、DeepSeekについて「効率性を高めるイノベーションは良いことだ」と発言していました。

 

アップルは中国市場向けにアリババグループと提携し、同社のAIモデル「Qwen」をApple Intelligenceに統合する契約を結んだと報じられています。さらにアップルはバイドゥとも協議をすすめており、中国市場向けの大規模言語モデル(LLM)の追加プロバイダーとして採用される可能性があります。

 

クックCEOはその他にも、「中国発展研究基金」との協力を拡大し、クリーンエネルギーへの継続的な投資を進める方針を発表しました。また中国SNSのWeiboにて、アップル製品の活用事例を紹介しました。

 

現在中国ではiPhoneの出荷台数が減少するなど、アップルの存在感が減少しつつあります。アップルがAI分野で今後巻き返すことになるのか、今後に注目です。

 

Source: MacRumors