デジタル
2016/3/10 16:30

国内初のドローン宅配サービス開始へ奮闘中! 限界集落を空から救うMIKAWAYA21の挑戦

ドローンちょっと「おはぎ」が食べたいけれど、買い物に出るには山道を歩いて30分。そんなときにコールセンターに電話で注文すると、空からドローンが届けてくれる。こんな夢が“2年後”に叶いそうです。

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MIKAWAYA21
まごころサポート
ドローン宅配サービス
500円/30分で2年後に実施を想定

 

同社と提携する新聞販売店からドローンを発進させ、自宅まで注文の品を届ける宅配サービス。郊外地域における2年後の実用化を目指し、実験を繰り返しています。ハートフルな人間が最先端の技術を「まごころを込めて」活用するサービス・仕組み作りを志すとのことです。

 

こどもからシニアまでが安心して暮らせる社会を築く――。こうした理念を掲げるベンチャー企業「MIKAWAYA21」のドローンビジネスが注目されています。

 

「ドローン」とは、無人航空機(UAV)の俗称。一般にも広く知られるようになりましたが、その主流は、ホビーや産業用となっています。

 

MIKAWAYA21が挑むのは、国内初となる〝ドローンを活用した宅配サービス〞。本サービスは、同社が提供している「まごころサポート」という事業の一部として提供されるとのことです。同社の鯉渕社長は、ドローン導入の背景について、以下のように語ります。

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MIKAWAYA21
代表取締役社長
鯉渕美穂さん
人材育成コンサルタントの勤務経験をお持ちです。シンガポールの法人でマネージャ育成を手掛けた後、2014年に同社代表取締役に就任。

 

「〝まごころサポート〞とは、新聞販売店の職員が30分500円で行うサービスです。一人暮らしのご年配のお客様のために〝草むしり〞や〝電球交換〞などを代行します。リピート率は高く、依頼はどんどん増えているのですが、人的リソースが足りなくなるケースも出てきました。現在〝地域サポーター〞として人材も募集していますが、平行してドローンの活用を考えています」

 

サービスの構想はこうです。例えば、「おはぎ」が食べたくなった依頼主が、コールセンターに電話を掛けるとします。すると、新聞販売店からドローンが発進し、提携している近所の和菓子店に立ち寄って、おはぎをピックアップ。依頼主の自宅まで届けてくれるというのです。

 

「限界集落などの買い物弱者の方にも喜んでいただけるサービスにしたいと思っています。運べる荷物は約3㎏まで。片道10分程度のエリアなら、日用品や嗜好品を届けられることが可能です」

暮らしを豊かにする使い方を追求したい

本サービスは、30分500円という料金で、2年後の実用化を目指しています。採算が合うかどうかは、今後ドローンがいかに低価格化するかにかかっていますね。また、徹底したリスク管理や、自治体の理解も不可欠となるでしょう。

 

「ドローン活用にはリスクも伴います。保険の適用はもちろん、落ちても事故にならない安全な航路の選択や、スタッフがすぐサポートに行ける体制が重要。車も絶対に安全ではありませんが、バスやタクシーは便利ですよね。ドローンも同じで、社会を豊かにできる可能性があると感じています」

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宅配する荷物はドローン下部のケースに収納。荷物はリモート操作で切り離せます。

 

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昨年5月に開催された「第1回国際ドローン展」での展示で、多くの注目を集めました。小泉進次郎政務官も視察に訪れています。

 

SPEC
●メーカー:サイトテック
●型番:DOKAHERI HELI4-S6000F
●モーター数:4個
●プロペラ:16インチ
●移動距離:最大8㎞(自律飛行)
●最高速度:40㎞/h
●カメラ:サーチボルト機能付き 超小型カメラ
●収納時サイズ:W575×D450×H600㎜
●フライト時サイズ:W960×D960×H600㎜
●総重量:6000g

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